家に帰るまでがロシア美術館展だ!

ってなわけで昨日の続きなんですが、せっかく上野まで来たついでに、某「死体画廊」へ寄ってみようかと思い、駅前から“多分そっち方面”へ出発しました。
その場の思い付きだったので、地図もなし住所も知らず、以前「そこへ行ってみたい」というお客さんのため、一回だけ調べた地図の記憶だけを頼りにした、行き当たりばったり計画。
しかし目安になるものなども覚えておらず、散々歩き進んだ挙句、発見できず。
ロシア美術館展のおみやげで買った、大部な図録と「ロシアパン(身が詰まって結構重いぞ)」の重みを肩にひしひしと感じながら、何時間くらい歩いたんでしょうね。
気が付いたら、「浅草KURAWOOD」までやって来てしまいましたぁ〜
来る途中のBOOK OFFで思わぬ刺客に遭遇し、デヴィッド・J・スカウ「狂嵐(きょうらん)の銃弾」と、なんと105円だったJ・C・ポーイス「モーウィン」を入手しました。
ってか、ここのBOOK OFFコエ〜!マイクル・シェイとか、ジェフ・ヌーンの「ヴァート」が105円で落ちてる・・・。
う〜ん、あるとこにはあるもんっスね!
まあそんなこんなあって、結局そこから地下鉄に乗って帰りました。
でもって、せっかく本格的なロシアパンを手に入れたってことなので、スーパーでスモークサーモンやクリームチーズ、または「たらこマヨネーズ」なるものがあったので興味深々で購入。
それから本場らしくマーマレードも買って、これでデザートにも対応できますよ!
身がぎっしりと、それこそ母なるロシアに根ざす大地の恵みを存分に受けた穀物からなる、黒くてずしりとくる塊。
早速一切れ削いで、何もつけずプレーンな状態で「パクリ」
へぇ〜。少し酸味があるんですね。
少しクセのあるこの感じ、ロシア人に言わせれば「おらぁ、真っ白なフランスパンが食いてぇ!(日本的には「真っ白なおまんまが食いてぇ」)」ってところでしょうが(いやもちろん故郷を懐かしむ感じで愛着もあるんですよ!)、ロシアに憧れ、いつしかロシアの申し子となった私にとっては、第二のふるさとのような味が致しました!
え?なんですって。
同じ新潟県民だからって、コメントがまるで“林家こん平”みたいだなんて言ってる、そこのアナタ!図星です!私のバッグには、「まだ弱冠の余裕がございますので、皆様からのお布施をお待ちしております!」お後がよろしいようで(?)
そんな持ちネタはどうでも良いとして、やっぱ北国だけあって、サーモンが本当に合うんですねぇ!
この酸味が魚の臭みを消すんでしょうか。全然食べ飽きないです。
重量が結構あるので、長さ約20cm×高さ約10cmの塊を半分も食べれば、なかりお腹いっぱいになります。
保存方法がおもしろい。
さすがシベリヤの極寒でも対応できるようにか、あらかじめスライスしたものを「冷凍庫に保存」するのだそうです。
もっともこれは長期保存する場合ですので、常温でも1週間程度は余裕で持つみたいです(私はまたすぐ食べる予定なので冷蔵庫の方へ)
凍らせておけば、なんと40日くらい平気みたいです!
ある意味保存食ですな。そういや小説とか映画でよく見ますよ。
極寒のラーゲリ強制収容所)で、徒刑囚たちが昼食の残りをポケットにしまいこんで、寝床の下に貯蔵してるのを。
そんなに持つのかと不思議だったんですが、持つんですね!ってか、あの泥とか付いてそうなパンが、なんとも美味そうに見えるんですよね。
それをやっと口に出来たのが、なんとも言えず感動的。
もちろん、作ったのは「日本のロシア料理専門店」でありますが、その片鱗だけでも味見できたのが嬉しいじゃありませんか!
そういや前の展示会のときは、売り切れてて買えなかったんだよなぁ。
何年越しかで、やってお願いが適いました。なんと言うか、「家に帰ってもロシア美術展」が続いていた感じですな!
バリショーィ フクスヌィ!(とってもおいチィ!)
【↓あれ?パンはパンでも、パンだ間違い(とんだ間違い)】
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@ちぇっそ@