人が見た夢の話などおもしろくもないでしょうが

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<あくまで夢の中のお話>
私はラジオを聴くのを習慣にしていたわけです。
良く聴いていたのは、石田純一がDJを勤める番組。だからなんとなく、石田さんには親近感が湧いておりました。
そんな折、私のところへ舞い込んできた新たな仕事。それは石田さんとロケに出る企画でした。
ロケ現場は私の実家のすぐ近く。石田さんは一日早く現地入りして、私の実家で一晩明かすことになっていました。
翌日起き出して、石田さんと共に現場へ向かうと、そこに待ち受けていたのは番組司会者のみうらじゅんさんと、”おそらく”MEGUMIさんでした。
今日はとある公園に、「ヌー銅(ヌードの銅像)」の取材に行くのです。
番組名は聞いていなかったのですが、状況から判断するに、テレ東の「しんぼるず」に違いないと思いました。
公園に到着すると、そこには見事な「ヌー銅」が鎮座ましましているではありませんか。
しかしなんとも無慈悲なことに、その頭上からは鳥たちが糞を垂れ放題していて、白や緑の付着物で銅像がおめかししているザマに一同打ちひしがれました。
しかしみうらさんは、”銅像”に”同情”を想いこそしますが、決して自ら掃除をしようなどとはこれっぽちも思っておらず、大喜びでもって、取り出したカメラで銅像をパシャパシャ撮っていたのでした。
見事な「ヌー銅」が、更に見事な「フン銅」となり、今日の取材は大成功!
そして「さあ、帰ろう!」と言う段になり、何故か”裸足”になっていた私と石田さんが、公園の草むらを突っ切ろうとしたときです。
「あ、踏んじゃった!」
と大きな声を上げた石田さん。見ると足元には、茶色した犬のウンコがゴロゴロと転がってるじゃありませんか。
そんなこととはつゆ知らず、既に草むらへと踏み込んでいた私も、大量に散乱した犬のウンコを避けるすべなく、スライム状の茶色の物体へ足を埋めていたのでした。
香しい臭いを充満させて、ロケバスは私の実家へと舞い戻ります。
家に着き、まずはやはりゲストの石田さんを優先させるため、私は「石田さんは先に風呂場で足洗ってください!」と呼びかけたのです。
私はと言えば、外の水道でパシャパシャやりながら、足の裏にびっしりとこびりついた犬のウンコを洗い落としておりました。
おしまい。
<夢診断の結果>
石田純一には「素足に靴」と言うイメージがあるため、それが夢の中では、短絡的に「裸足」のイメージへと繋がっていると言うことか。みうらじゅんと言えば「銅像」。しかしいくら番組に一緒に出演しているからと言って、「銅像」にMEGUMIのイメージが付きまとうことはないでの、MEGUMIの存在があやふやになっている。
「ウンコがゴロゴロ」転がっているイメージは、最初銅像に降りかかった鳥やハトの糞から解釈が膨らんだもので、「小さな夢から大きな夢へ」の拡大を計っているものと思われる。まあいずれにせよ、小さくても大きくてもクソはクソなので、所詮はたいしたことのない願望の表れであると言えよう。

@ちぇっそ@