ロシア皇帝の至宝展

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今日は念願だった「ロシア皇帝の至宝展」を観に両国まで行って来ました!
江戸東京博物館HP>
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
残念ながらお天気は悪かったのですが、展示は室内なので問題なし!(当たり前田)
チケットを買って早速入場ですよ、おかみさん!
と言うわけで色々と展示されていたわけでありましたが(お、スゲー端折ったなとか思われたりして)、何せ数多くの歴史的金銀財宝がところ狭しと並べられているわけですから、それら総てをご紹介するわけにも行きません(別に研究者でもなし!)
「リューリク王朝」の成立から、モンゴルに攻められ支配されていた「タタールのくびき」と言われる時代。それをロシアの英雄にして暴君、イワン雷帝がモンゴルから取り返すのです。
更に動乱の時代があり、そしてロシア革命までの長い間ロシアを統治していた、ロマノフ王朝が誕生するに至ると。
今回の展示は、正にそのような時代の流れとともに調度品の数々が並べられており、ロシアが辿った遍歴を一望できるようになっています。
ロシア映画やなんかで良く目にする、民衆や宗教儀式での装飾品の映像があります。しかしこうして本物を目にすると、やはりその力強さや荘厳さに圧倒されますね。これらが実際に使われていたものであることを想像するとなおさら!
本物だけが放つ威厳は、やはり一味違いますねぇ。
既に実用からかけ離れ、権力の象徴として数多くの宝飾で飾られた杖とか棍棒などを眺め、「ここに付いてる宝石って、全部本物なんだよなぁ!」と思うとそら恐ろしいものがあります。
贅の限りを尽くした細工に、貴族たちの自己顕示欲が伺えます。もちろん神へ対して尊敬も、そこには示されているものではありますが!
やっぱ軍事好きとしては(それほどでもないよ)、式典用のため豪華に飾られたライフルなどに目を奪われましたねぇ。
名称は忘れちまいましたが(ちょっと江戸っ子入った)、火縄の「カチ!」って点火するとこ(引き金じゃなくて)とかが龍の形になってたりして、ある意味遊び心満点!
職人たちが持てる技術の粋を凝らして、様々な仕掛けを施した部分を発見するのも、また大きな楽しみでありました!
展示の最後の方で、日本初公開となる「クレムリン・エッグ」と言うものが鎮座ましましておりまして、つまりクレムリン宮殿を「これでもか!」と、精密かつ豪華に仕立て上げたミニチュアであるわけです。
これが見ていて飽きない!昔、ロボダッチの秘密基地とかが凄く欲しかった頃の自分を思い出すようです。
ジオラマ好きと言うか、男の子の心をガッチリつかむ模型でありました!え、例えが貧弱だって?
しかし驚くのはまだ早い!展示室を出た後に、最後のサプライズが待ち受けているのです!
要するにお土産コーナーに辿り着くわけですが、そこには今回の展覧会のパンフだとか(もちろん買った。結構高いぞ)、民芸品からマトリョーシカTシャツ(別にDxIxExもしくは、ハガモっちゃんみたいに重ね着したカーカスTシャツを一曲ごとに脱いで行く、とか言う仕様にはなってない念のため)
そしてなんと、ロシアから直輸入された本場のウォッカまで出揃っているではありませんか!
なんか赤いウォッカがあるなと思ったら、それはウクライナ産の唐辛子入りウォッカだそうで、なるほど、チリビールみたいなヤツね。スゲー辛そう!とか思って買うことはしませんでした。
ウォッカも欲しかったのですが、ちょっと持ち合わせが不安だったもので、そこは譲歩して「ウォッカケーキ」で我慢することにしました。
ブランデーケーキみたいなもんかと思いましたが、もともとクセのないお酒なので、あまりアルコールの刺激臭はありませんでした。でも普通にかなり美味しかったですよ!(でも食べた後、妙に楽しくなったんですけど。やっぱ味がしないだけで度数はかなりあるものと思われ、運転手と乳飲み子に食べさせるときは注意してください)
と言うわけで帰りは雨に祟られ、「これが俺にとっての“タタールのくびき”か!」などと、あることないことを考えながら電車に揺られておりました。
あと時間がないので見れませんでしたが、江戸東京博物館では現在「ロマノフ王朝と近代日本」展も開催されているので、これは後々訪れることにしようと思っています。
そんときウォッカ買おうかな。

@ちぇっそ@