こだわりのないワンバスブラスト

バス男 [DVD]

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今夜は新宿のスタジオでMORQUIDO練習がありました。
昼間にメンバーから、「念のため、今日練習ありますよ!」とのメールが入るが、見事に忘れていたワタクシ。
ってか、携帯のスケジュール表に予定を入れて、アラームが鳴るようにしていたのですが、それを聞きそびれていたんです。
と言うわけでスティックなし、もちろんドラムペダルもなし、言うことなし!の裸一貫でスタジオへ向かいました。
まあ別に、BRODEQUINみたいなことをやるわけじゃないし、わざわざツインペダルを借りるのもメンドクサイので、ドラムセットに備え付けのシングルペダルでよし!
スティックも、スタジオで売っているもので間に合わせようかとも考えましたが、選択肢のないところで買うより、どうせなら後できちんと買いに行うと思いました。
さてそこで、どうやって今日の練習を間に合わせるかと言ったら、スタジオには大抵「スティック墓場」が設置されており、そこには練習中に折れてしまったスティックの数々が、戦場で倒れた兵士のように折り重なって捨て置かれているわけです。
そう言うわけで、某デスメタルドラマーの風習に倣って、私もそこからスティックを拝借。
しかもこのスタジオでは、ご丁寧にも折れたスティックをガムテープで留めてあるではないですか。
これは便利!
「ど・れ・に・し・よ・う・か・な!」
よりどりみどりのスティックの山から、私は一組を拾い上げました。
普段使ってるスティックが太いので、そんなデリケートなことは言いません。
ぶっ叩けりゃ良いんです。音が出せれば、それでよし!
当然チューニングキーも持っていなかったので、ドラムの音程を調節することが出来ません。
ところが、私が座ったドラムは丁度良い具合にチューニングされており、そのままならとても抜けの良い音が出たことでありましょう。
しかしガムテープでぐるぐる巻きにされたスティックによって、その抜けの良さは相殺されてしまい、どんなにジャストミートしようが、まるでHEXENHAUSの1stみたいなスネアの音しかしませんでした。
ま、これはこれで自分好みな音になったのでよし!
と言ったところで、やむを得ずワンバスになってしまいましたが、たまには環境を変えて練習するのもおもしろいもんです。

@ちぇっそ@