ラーメン一直線

モチモチの木 (新・名作の愛蔵版)

モチモチの木 (新・名作の愛蔵版)

昨日の夕飯の話なのですが、またお店近くのラーメン屋を開拓して来ました。
小滝橋通り沿いに位置するのですが、雑居ビルを地下に降りるかたちで、結構見つけ辛い場所にあります。
だもんでつい数ヶ月まで、こんなところにラーメン屋があるとは気付きませんでした。
随分長い間気になっていたお店なのですが、小洒落た店内写真をみるにつけ、
「うーん。これはハズレかな?」
どうせまた女性に大人気の、淡白なサッパリヘルシーラーメンでも出すところなのだろう、と勘ぐっていたわけです。
まあハズしたら、駅前でタイムサービスのパンでも買って帰ればいいやと思い、入店を決めました。
実際、中に入ってみたらば、確かに小洒落てはいるものの、思いのほか手狭な店内はアットホームな食堂的イメージ。
意外と悪い感じでなく、私はカウンター席へと腰掛けることに。
既に店内は満席で、入り口の外には数人の行列すら出来ている。
「ははぁ。ここも“行列の出来る人気ラーメン店”ってヤツだな」
そう思った私の気持ちは早くも懐疑的に。
先ずは中華そば一杯で、お手並み拝見と行こうじゃありませんか!(評論家ぶったイヤな客になってますな!)
それで運ばれてきた器から、麺をひとくちほお張ってみたらば。
「ん?美味いぞ、これ!」
そしてスープをすすると、カツオの利いた芳醇な和風ダシが、「ブワッ!」香りを広げるのです。
スープがザラつくほど濃厚な和風ダシなんですが、和風だけに“こってり”とはならず、味はしっかりしているのに食べ飽きない、そんな絶妙なスープでありました。
またメンマにも気を使っているらしく、お品書きには「なんとか竹の貴重な部分を使用しています」と説明が書いてある。
しかしそれが誇張でもなんでもなく、実際に美味いのだから、これはもうお見事と言うしかない!
もちもちしているのにシャキシャキ感がある。とでも言うような、私が今まで味わったことのない食感でした。
普通よりもかなり長く切ってあるんですよね。最初、間違って混入した“極太麺”かと思ったくらい。
スープは熱々で、ネコ舌の人にはちと厳しいかも知れませんが(笑)、もしかしてこのラーメン屋、この辺りで一番美味いかも知れない。
早速、また近いうちにお邪魔したくなりました!
そんなお店の名は、「もちもちの木」って言います。
多分、有名なんでしょうね。セヴンイレヴンからカップラーメンも発売されてるそうですから。
お店のお姉さんの給仕も良かったし(もの凄い美人ってほどではないが、物腰柔らかいフェミニンな雰囲気が男心をそそるもの良い)、この店は今後お気に入りに追加ですよ。
ただまあちょっと、いかにも「自称ラーメン通」っぽいのが殺到していてウザかったですが(私も同じ穴に突っ込んだ兄弟ってことか?下品ですまん!)
ガッツリ並んだカウンターで、私の真横のヤツなんて「パシャリ!」と写メ撮ってましたから。
オマエなぁ。せめてシャッターくらい無音にしとけ、って。
ま、これも有名税てヤツですかね!

@ちぇっそ@