FAR EAST TOXIC THRASH ATTACK 2007

味道 鉄製揚げ鍋42cm AD-666

味道 鉄製揚げ鍋42cm AD-666

今日は世間的にひな祭りでありますが、もっさりな地下型人間たちにとっては、メタル・スラッシング・マッドな「ムチ打ち祭り」と相成りました!
はるかUSAから迎えたのは、独りスラッシャーTOXIC HOLOCAUST!私が到着した時点で、ラストから2番目のバンドが演奏中でした。
名古屋出身のBOLD FAST MISSILEは、デンマーク辺りのシーンで見られそうな、ゴッツイタイプのハードコアを聴かせてくれました。力強いドラム氏の、「ガッツンガッツン!」と来る硬いバスドラムの音が最高!途中参加の私が身体を温めるのにもって来いでした!
そして早速TOXIC HOLOCAUSTの出番がやって来ました!メンバーは、ミスターTOXIC HOLOCAUSTその人である、ギター/ヴォーカルのジョエル氏。そしてベースとドラムに、我ら日本国が誇るスラッシュ重鎮ABIGAILのメンバーを迎えて、激速スラッシュ祭りの幕が切って落とされたのであります。
実は事情を良く知らずに乗り込んだ私は、「まだあとひとバンドあるのか」とか、「あれはどうみてもABIGAILの人だよなぁ」とか、「もしかしてあの若いパツキン兄ちゃんが“トキシック”なのか!?」、「っつーことは、まさか“独りスラッシャー”ってこと!?」と一瞬とまどいましたが、割りとよく状況を飲み込むことが出来ました。まあ、独りデスメタルから独り引き篭もりブラックメタルまで、少しはこう言うのには慣れてますから。
と言うわけで、「リズム隊はスゲェけど、ギターの音けっこう軽いなあ!」とか、普通に日本のバンドを見る感覚でステージ前方へと足を運んだワタクシ。でも“刻み”は抜群で、突撃突貫スラッシュのツボを心得た楽曲に自然と身体が反応してしまうのは、きっとオヤジスラッシャーのDNAにインプットされた本能に違いありませんね!
確かに、かなり若いあんちゃんなので、百戦錬磨のABIGAILのメンバーに比べるとそのカリスマ性は劣るかも知れませんが、でももの凄い一生懸命やってるんだから、「アービゲール!アービゲール!」のコールはちと可哀想じゃありませんか、お客さんたち!(爆!)
しかし若さに任せた溌剌としたプレイは最高に気持ちよかった!本編ラストとなった「666」と言う曲では、サビの「シックス!シックス!シックス!」をみんなが大合唱。私も事前にMY SPACEでこの曲だけ予習してたので(笑)、声を上げて叫びましたよ!
ところがなんだかおもしろい雰囲気が漂っている今夜(笑)、「シックス!シックス!シックス!」と叫ぶ部分になると、前方でモッシュしている連中がこぞって5本指に1本足して、「ろくろくろく!」とやってる姿がメチャおかしいじゃないですか(笑)
「ここはどこぞの鮮魚市場かい?」ってなもんで、みんなさぁ、“せり”に来てんじゃないんだから、それちょっとダサ過ぎやしませんか?(笑)それだったら、親指と人差し指を丸めて「6」の形を作った方がスマートじゃね?そんな提案をしてみたのですが、やっぱお洒落になっちゃおもしろかねーか。
と言うわけで、こんなに楽しいスラッシュ祭りがこれで終わるはずもなく、熱烈なアンコールに応えて、残り2曲を演奏して今夜のライヴが終了しました。
やっぱね、スラッシュメタルは頭使っちゃいけない!馬鹿になれ!徹底的に馬鹿になれ!馬鹿をどこまで楽しめるかがスラッシュの真髄ですな!

@ちぇっそ@