お前はどこのニンニクじゃ!

REEXの練習から帰って、本八幡駅前でラーメンを食べていたときのこと。
私の後から入店してきた若いカップルが、ふたつ隣りに座ったのです。
既にマーボー豆腐ラーメンを注文していたワタクシ。
すると彼氏の方も、私と同じマーボー豆腐ラーメンを注文。彼女は味噌ラーメンだったか。
当然、先に注文が出てきたのは私のほう。早速、割り箸を裂いて、真っ赤に染まったスープに箸を漬けます。
何やら視線を感じたワタクシ。
周辺視野でその視線の先を探ると、どうやらふたつ隣りに座ったカップルの、彼氏のほうから送られてくるものであると判明。
「ウザイな、こいつ」
まるで常に人を値踏みするかのように、つま先からてっぺんまでを舐めまわす中年の腐れオヤジみたいな陰険さを感じました。
まだ若いのにねぇ。そんなことじゃ、お前のことは明日からもう「クソオヤジ」呼ばわりだ!
その後まもなく、彼が視線を送って寄越した理由が明らかになります。
私が眼前の調味料の類に手を付けないのを見はかって、なんとその彼は奪い取るようにして「ニンニク」の小瓶をかっさらって行ったのでした。
しばし呆然とするワタクシ。
「え〜っと、もしかしてアンタの目の前にも調味料台が置いてあるような気がするんですが。だったらそれは何?」
もしかしたら、ニンニクの瓶だけ空になっていたのかも知れませんが、だったら店員に言えよ。言えなきゃ、俺のとこからニンニク奪うなよ!
私がニンニクを入れない人に見えたんですかねぇ?
事実は違っていて、実は私は「味を変えるために、“途中からニンニクを入れる”」主義なんだよ、このヤラウ!(怒!
まあ別に、自分のところへニンニクの瓶を確保することに関して百歩譲るとしても、まだ君たちのところへは、何一つ注文が出てきてない時点で奪い去るとは何事か!
結局、彼らのところへ注文が出てきたのは、私がもう麺を食べ終わり、スープをすすっている辺りでやっと運ばれて来た頃じゃないか。
だったら注文が来てからでも遅くはないだろ。っつーか、わざわざふたつ隣りから持って行くな!
もっとも、マーボー豆腐ラーメンが濃厚だったので、大してニンニクを入れたい気分にもならなかったのですが、なんかねぇ、気分悪いですよ。
人をジロジロ見くさった挙句が、ニンニクの瓶一人占めですからね。
ニンニク使ったら、「使って、戻す!」これでイんじゃね?
なんかやたらと独占欲の強いヤツでしたなぁ。こんな行為を見たら、なんとなくコイツの人となりが分かるってもんです。
ちょっと彼女さんさぁ、アンタ、こいつに束縛されてない?
ま、別に良いんですがね。世界中の女性全てにいちいち同情してたら、私も体が持ちませんから!

パール金属 ナチュラル オールメタル にんにく絞り C-538

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(ニンニク喰いたきゃ自分で絞れYO-!)

@ちぇっそ@