ヘイト・マニュアル野郎

あなたの会社のダメ人間。と、その対策 (ACTIVE HEART BOOKS)

あなたの会社のダメ人間。と、その対策 (ACTIVE HEART BOOKS)

先日、地下鉄ショッピングモール内のラーメン屋で夕飯をとったときのこと。
「背油しょう油」系の最近よくあるタイプのお店。
間接照明に照らし出された店内には、アーバンなイージーリスニングが流れており、女性にも入店し易い落ち着いた雰囲気があります。
正直、味の方はあまりお好みでなく、こちらの店構え同様、上品でクセのない味付けは、「ガツッ」と食べたかった私にはちょいと物足りなかった。麺の長さも若干短いようで、食べ易いようにとの配慮なのでしょうが、「ん?長さが足りない!」とか思っちゃいました。
それはともかく、私が気になったのは、後から入店してきた5名の団体様のほう。
こんな飯時に、5人まとめて席が空いているはずもなく、まずは入り口で待たされることになった彼ら。
その時、最初に入ってきた男性が発した一言がこうだったのです。
「あと、どれくらいで空きます?」
即座に、「馬鹿じゃねーの、コイツ」そう思ったワタクシ。
大体において、赤の他人が物を食べる早さなんて分かるわけねーじゃん!
逆に言うなら、「何分なら待って、何分以上なら待たない」のか、お前の方がはっきりしろ!
それならば、「申し訳ございません。5分以上は待てないとのことでしたので、お客様があと一口程度でお召し上がりになりますが、只今を持ちまして5分を1秒過ぎましたので、どうぞお帰り下さいませ」と、対応も出来る。
そう言った所信表明もなしに、「言ったもん勝ち」みたいなことをほざくとは。まるで、「なってない上司」の典型じゃないすか!?
ホントね、店員さんが困ってましたよ。
なんか凄くマニュアルチックに思えて、なんでもかんでも形式ばらなければ気がすまない、官僚的な体質を思わせましたね。
しかしまあ、横目でチラと彼らの方を見たら、まだ若くてバンド仲間っぽそうな人たちでしたよ。
きっと連れの人たちは、「あ〜ぁ。意味不明なこと言っちゃったよ、コイツ」って思ってるに違いありませんね。
これって、仲間と一緒に「中卯」に行って、一人が「隣り町の中卯は、もっと肉の量が多かったぞ!」と言って店員を呼びつけ、「て、店長!お客様が・・、肉の量が少ないとおっしゃってま・・・」、店長「ふぬ!?どんぶり持って来て!(怒」と言って、追加で肉を入れてもらったのは良いのだが、我々はすっかり気まずくなって、うつむいて無言のまま箸を口に運び続け、まるで食べ物の味が分からなくて食べるのが楽しくなかった、ときに似てますね!
別にクレームを付けるのは否定しませんが、そう言うのはね、あんた一人でいるときにやってね!
無神経って言うか、空気を読んで欲しいものですな。

@ちぇっそ@