63歳のゴアグラインダー

Olidous Operettas

Olidous Operettas

発売日から2日遅れでBURRN!誌を買いました。
長年の習慣から、惰性で買うようになって何年経つでしょうか。いまでは大して読みたい記事などないのですが、よく掲載されるARCH ENEMYやら、WITHIN TENPTATIONやら、BLACKMORE’S NIGHTやらの、ライヴやインタヴューでの写真が楽しみなのです。
って、それって単にメタル・ディーヴァのグラビア写真として楽しんでいるだけじゃないかですって?否定はしません。全くの図星であります!
特に最近のお好みは、サーファーとしても有名な、デイジー・シェインちゃんですかね。もうね、股下数センチとかのマイクロミニとか、ホットパンツスタイルが私の股間にジャストミートっす!
それはともかく、今月気になった記事を読んで大爆笑。それは先月日本盤が発売されたばかりのゴアグラインド、THE COUNTY MEDICAL EXAMINERSのインタヴューでした。
全員が本物の医者と言う、変わった経歴を持つ彼ら。先ごろ、脱退した女医さん(!)に代わり、御年63歳、定年間近(実話)の“古くて新しいメンバー”が加入したことで、一部では話題沸騰していますね。
自らを「CARCASSクローン」読んでいるほど、初期CARCASSの精神を今に伝えるバンドでもあります。
それにしても何がおかしいって、「CARCASSっぽいですね」と呼ばれることに生きがいを覚え、「あの頃のCARCASSが存続していたら作り得たであろう楽曲」を作ることに心血を注ぐ。そして「だからこそ我々に“オリジナリティはない!”」と豪語してしまう潔さに、思わず感服(ってか小笑い)
更には、CARCASSに対する敬意を隠そうとしない彼らは、「もしCARCASSが再結成したら、我々は解散する!」と言う重大な宣言までしてしまうのです。
そして「CARCASSの精神を再現するのが我々の役目」であるとする彼らは、もし自分達の音楽を聴いてCARCASSと言うバンドが気になったのなら、迷わずCARCASSの世界に踏み込んで欲しいそうなのです。
つまり、「我々を“踏み台”にして、CARCASSへの道を歩んでくれ!」と。
それってなんか、間違ってね?と当然突っ込みを入れたくなるですが、確信犯とは言え、久々にこんな「お馬鹿なバンド」登場でイイっすね!
今回、このインタヴューを翻訳した編集者の方も技ありで、まるでお医者さんが診察するときのような口調で訳されてます。しかし内容はこのように、どうにもくだらないことばかりに終始しているので、そのギャップにおかしさ倍増でした。
いやぁ、こう言う楽しいバンドっていいな!

@ちぇっそ@