邪道か、正道か?

今日は用事があって、駅への帰り道を少しばかり遠回りして来ました。
とは言っても大した遠回りでもなく、広い範囲でまだ西口の辺り、南口との間くらいと言った方が、正確でしょうかね。
知っている人は知っている、かつて初台WALLで開催されていた、「DEAD BY DAWN」の打ち上げでよく使っていた居酒屋の近辺です。
飯でも食って帰ろうと思い、ちょうどラーメンの食べたかった私は、適当なお店を物色しながら歩いておりました。
すると目に止まったのが、「とんこつラーメン(カレー味)」なる、なんとも珍妙なメニューの書かれた看板でした。
「とんこつにカレー味とは、これいかに!?」
興味津々となった私は、いかにも怪しい店構えのラーメン屋へと、地下へ通じる階段を下りて行ったのです。
すっかり寂れたところだろうと、タカをくくっていたのですが、あにはからんや、そこは仕事帰りのサラリーマンでごった返しておりました。
カウンターに腰掛け、早速「とんこつカレー味」を注文してみます。
厨房にいるアジア系の青年と、注文係のおっさん2人で切り盛りしているお店。
おっさんが妙にテンション高くて、「てきぱき」と仕事をこなしているように“見える”。
ところが何か様子が変で、
「ハイー!餃子5皿ァー!」
とか威勢よくメニューを伝えるのですが、何気に店内の様子を伺っている厨房の青年が、
「ホントニ、5皿ァ?」
と聞き返したところ、
「おっと!4人前だった!」
「ソウデショ」
とまあ、勢いだけで動いているおっさんと、じゃんじゃん飛び込んでくる注文を、手際よく片付けて行く青年の冷静さが、妙なコントラストとなっていておもしろかったです。
でぇ、問題の「とんこつラーメンカレー味」なのですが、なんと言いましょうか、今まで食べたことのない味なので、何物にも比較出来ない。
しいて言えば、
「甘からず。辛からず。美味からず・・、と言うには、まあイケる感じ?」
ちょっとジャンクフードっぽい胡散臭さが、アジア系のごった煮文化の象徴を示していたような?
ただひとつ気になったのが、とんこつに細麺なのは合っているのですが、その”細麺の種類”が間違っているような!?
普通、白い麺だと思うのですが、ここは黄色の細麺でした。
卵をつなぎに使ってるヤツですよね。うーん、やっぱ違うよなぁ!
まあ、このキッチュな感じがたまらんと言えば、そうなのかも?

@ちぇっそ@