豊橋遠征

本日は、愛知県の豊橋までお呼ばれして、「豊橋ZERO」と言うライヴハウスで開催された、the Dyerさんの企画に参加させて頂きました!
朝7時、新宿南口に集合。そこからほど近いレンタカー屋から、ワンボックスを借りて豊橋出発です。
東名に乗り、前回遠征に立ち寄ったとき、猫がたくさん集まっていた高速のパーキングでしばしの休憩。しかし今回、この前の猫たちはおらず、休憩所の隣のスペースでは、ファンシーな石像だけがぽつねんと寂しくしているだけでした。うーむ。
「猫いらずならぬ、“猫おらず”とはこのことか」
一体彼らはどこに行ったのか?それは、猫様に聞いてくれ!てなわけで、毛むくじゃらの怪物たちへの想いだけを胸にしまい込み、我々は進路を西へ向けて出発。
豊橋に到着したのは、12時半くらい。ライヴハウス前に停車して、そこで今回我々を呼んでくれた、the DyerのK氏と合流しました。リハまで時間があるって事なので、その間におみやげでも買おうと、豊橋駅のショッピングモールを散策。
名物の「ちくわ」と地酒を購入。私に限って言えば、単に自分へのおみやげですな。酒とつまみを買いに来ただけ、って感が強いです(笑)
リハを終えて、本番までの時間を利用し町内をぶらりと巡ってみました。と、ここで気が付いたのですが、こちらには神社が多いようですね。そのほかの建物もレトロな建築が目立ち、街の景観がとても趣のあるものとなっています。
この古風な感じが、大変落ち着いた雰囲気を出しており、なかなかに住みよさそうな街だと思いました。
でぇ、そうこうする内にライヴスタート!今夜はジャンルも雑多な、計6バンドが出演するイベントとなりました。
トップはDEAD STOCK WORKERS!元気溌剌のロックンロール。ヴォーカル氏は背も高くて、とても見栄えの良い好青年でした!
2番手は、ブラジル人ヴォーカルを擁するSAO VICENT!そのサウンドは、2ND辺りの時期のVISION OF DISORDERを髣髴させるでしょうか。メタルコアが確立する一歩手前、一番カッコいい頃のハードコア・サウンドが炸裂していました。と言いますか、このポルトガル語っぽい巻き舌がもう反則なんですけど(笑)ライヴ慣れした堂々たるステージ。天井の低いこの会場が、なんとも言えぬ南米っぽさを演出しており(笑)、SAO VICENTにばっちりハマっていました。マジでカッコ良かったです!
3番手はSECOND NOISE!とても初々しい感じで、自分の若かりし頃を思い出して、なんだかムズムズしちゃいますね!(笑)若いって、それだけで宝石だぁ!
続きましては、我々REEX!多分、私の記憶が正しければ、途中で何小節かすっ飛ばしてしまった曲があったはず?(私がね)仕方がないので謝ろうと思ったのですが、口を突いて出たのがロシア語での弁明。この素直に謝罪できないところが、私の往生際の悪さを示す確たる証拠でありましょうか。それはともかく、「こんな下町デスメタルですんません!」と恐縮する中、大いに盛り上がってくれた豊橋の皆さんには多謝!こんな我々ですが、これからも暖かく見守ってやってください(笑)
次はJUNK DOLL!リーゼントに固めたヴォーカル氏が熱くシャウトする、パンク・ロックンロールバンドでした!疾走感溢れるビートが心地よく、俺、やっぱこう言うの好きだなぁと、勢いのあるガレージサウンドに身をゆだねておりました!
そしてラストは、今回の企画者the Dyer!我々を迎えてくれたとき、ベースのK氏が着ていたのはDISSECTIONだったのですが、フタを開けてみりゃ、DISSECTIONの「ディ」の字もない爽やかロック(笑)そのギャップがなんとも言えなかったのですが、慣れたギターソロの音色が、実に味があって良かったですねぇ。なんとロビン姉さんと、もうひと方をイメージして作ったと言う新曲は、全編これアイアン・メイデンツインギターに支配され、好き者には爆笑を誘うキラーソングでした!(笑)いやしかし、メイデンへの愛情感じる楽曲は、素直にカッコよかったっすよ!
そしてライヴ終了。打ち上げは、確か「寅八」とか言う、関東では見かけないお店。
「こりゃ楽しみだなぁ!」なんて、早速宴がスタートしてみれば、出てくる肴がどれも美味い!主催のthe Dyer、K氏によれば、メンバーの一人が勤めている会社から食材を差し入れて、今回特別に用意してもらったと言う「裏メニュー」とのこと。
小魚の揚げ物から、かた焼きそば。またはサワガニのフライや、パスタサラダまでがしっかり美味しい。
「これは、もう、“行くしか”ないでしょ!?」
と言うわけで、中生は一杯ほど切り上げまして、早速熱燗を頼んでみました。するとこちらも、端麗な辛口が人肌に温められており、「分かってるねぇ、おかみさん!」ってな具合に、杯を注ぐ手が止まらないのです。
食材の新鮮さもさることながら、こちらのお店の味付けも奏功しているのでしょう。一介の居酒屋風情で、これほど幸せな気分になったことなどないですよ(笑)
歓待してくれたK氏及びthe Dyer諸氏には、重ねてお礼を述べておきます!

@ちぇっそ@