日本語喋れぇ〜

オラァ、精子!

お店を閉めてから、水道橋のいつものスタジオでREEX練習をした帰りのこと。
本八幡へ向かう総武線の中、私の隣で大学生と思しき2人の男性が会話をしている。
「‘$%’&#$Ь◇Ж%Я〓+№А揮毫ЩФ×※♡、でぇ“防御力”がさぁ」
「こないだ○○君が勝ったのは、“経験値”の差だからさぁ。“攻撃力”で言ったら絶対お前の方が“命中率”高いって!がんばれよ、なあ!」
とても早口で“ニッチな専門用語”をまくし立てるため、傍で聞いている私には、一体何が語られているか皆目検討もつかない。ただ、“どうやら日本語らしい”言語で話されていることだけ分かるのです。
「俺も相当疲れてるのかなぁ。隣の人が喋っている日本語すら聞き取れない」
ああ、いっそのこと、コイツらがフィリピーナだったら、気にする必要もないのに。”日本語もどき”でやたら耳に染みるため、気が散って仕方なかいわけです。
って言うかねぇ。生身の人間を“防御力”とか“経験値”とか、そんな数字で計るんじゃない!そもそもそんな“攻撃力”の差など、いつ測ったってんだ!大体そんなもん計れるわけあるか!おまえはどこぞの経済学者か!
ってなもんで、実に恐ろしきゲーム世代。誠に驚愕させられるべき現代っ子よ!
日本語喋ってくれないと、おじちゃんにゃ分からねぇよ!「ファイナルファンタジー語」なんて、年寄りにゃあちんぷんかんぷんだよ!
「いまどきの若者は!」なんていう気はありません。だって共通の言葉でなきゃあ、意思の疎通は図れないってことですからね。
これだったら、まだアメリケンと話してた方が気が楽だな。
「欧米かよ!」って突っ込みは無用です。

@ちぇっそ@