第2回限り 死ね死ねちゃんまつり


今夜はゴキブリコンビナートが出演すると言うことで、新宿LOFTまで行って来ました!
今日のイベントは死ね死ね団による企画。飛び入りゲストも含め、総勢13アーチストの出演。当然全てを覚えているわけでもなく、また全てが生理的に受け付けられたわけでもなく、とりあえず印象に残ったアーチストだけ簡単にご紹介して行きましょうかね!
トップバッターはいきなり「ゴキブリコンビナート」(笑)ステージ上ではなく、客側のフロアに小道具のたぐいが並べられている。6,7人くらいが登場し、ドラム缶を半分に切断し首と手が出るようくり貫かれた中に、病気マン他3人が入っており、その他の人たちがそれを引っ張って場内を徘徊。ドラム缶の台座にはローラーが付いていて転がるわけです。団員が男女含め、局部(女性は胸も)のみを隠しただけで、全身に泥を塗ったくったようなペインティグ。途中からドラム缶を“着ていた”人たちもそれを脱ぎ、ミュージカル仕立ての“土人ダンス”のようなものが始まりました。ドラム缶をガンガン打ち鳴らし、台座に乗って「スイ〜!」そして壁に「ドカン!」などとやって、知らぬ人には「これは一体なんだったのだろう?」との余韻を残して終了。まあ、本公演ではないのでこんなもんかなあ、と言ったところでしたが、この年の瀬に団長のエクアドル氏を見れたので「よし!」としておきますか(笑)
続いて登場したのは「テスラ声ル」と言う、不思議ロリちゃんがフロントのバンド。「しっぱい♪しっぱい♪今日もォ、だいしっぱ〜い♪」とか言う曲を歌って、かなり痛々しい感じだったのですが、深い関わりあいを持たず傍で見ている分には可愛いので、「良かったね!」としておきます(見に来た私が“失敗”だったとはいちがいには言えないので、ここは評価なしです!)
次は「へ どらのめ」と言うフォーク・デュオ。ゴスなメイクをして、「ソウルフル」なフォークを演っています。ヴォーカルさん、めちゃくちゃ歌上手いっすね。ギターは時に演歌っぽくなるほど叙情的でわびしい旋律を奏でていて、個人的には凄く気に入ったギタリストでした。ヴォーカルの熱すぎる歌唱に好き嫌いが出るかと思いますが(あと見た目もね)、これはこれで有りだと思いました。ヴォーカルさんが、水筒の水をいちいちカップに注いで飲む姿がおかしかった(笑)
このあとの2つはビジュアル系だったので割愛。でもファンの女の子たちの、バンドを凌駕するエネルギッシュさには圧倒されましたねぇ(笑)君たち、体壊さないでね。
次に出たバンドは名前忘れちゃいました。検索してもよくわからんす。殺害塩化系のバンドっす。
あとは順不同ですが、「PLANET GOLD 2008」って言うのが、多分、ヒーローコスプレをした3人組集団だったと思います。キンキラキンの衣装で、歌舞伎町のクラブでやるような「ショー」が繰り広げられてました。両脇に陣取ったオネーちゃんたちが、時折見せるパンチラが楽しかったです。中央の「ゼブラスター」とか言う男性は、ヒーローと言うよりは、どっちかと言えば「ジャガー」みたいな感じと言えばお分かり頂けるでしょうか。
「Logistics」と言う、まるでどこぞの物流関係みたいな、つまりは労働者階級を自認するバンド?コウモリみたいな羽の生えたボーカル氏が、テンション高く暴れまわります。プロジェクターで工藤静香の「嵐を起〜こすわ♪」とかを流しながら演奏。バンドの歌も「嵐を起〜こすわ♪」と歌っているのですが、微妙にかみ合わないところが気持ち悪さを出していました。実はこのバンドには、「ぐしゃ人間」のギターちゃんが参加していました。
水中、それは苦しい」ヴァイオリンをフィーチャーしたベースレスのトリオ。まあ、音楽職人集団でしたね。フラメンコからタンゴから、あらゆる音楽の要素をごった煮にした、プログレッシヴなアコースティックミュージックと言いますか。しかし決してユーモアのセンスも忘れておらず、とても楽しいステージを堪能させて頂きました。多分前に見たことあると思うんですけど、あのドラム氏の叩き方は凄く覚えてるんですよ。今日、非常に観たかったバンドのひとつでありました。
マキタ学級」と言う、オヤジロックバンドの登場。いいですねぇ。味があります。こう言うバンドで、酒飲みながらリラックスできる時間が貴重です。今日は長ぇなぁ。
そして「QP-CRAZY」登場。電子音を用いたパンクバンドっすね。年齢はかなりいっちゃってるっぽいですが、やっぱ大人の「分かっててやってる」エキセントリックさは、いつでも安心して見れちゃいますね。途中、頭ツンツンの暴走野郎が乱入(ってかこの人もメンバー)そんな飛び道具が疾風怒濤に立ち去った後、ベース氏のヘッドに付けられたクラッカーが「パァーン!」と炸裂して終了しました。
いよいよラストの「死ね死ね団」と相成るわけですが、この転換の合間にスペシャルゲストが登場!それはなんと、「猫ひろし」その人でありました!
特設ステージへ「ニャー!」と飛び出し、「ラッセーラー♪ラッセーラー♪」と始まったわけですが、「ここ、ステージ狭いよ!」と早速、笑いの渦を巻き起こしておりました。
古今東西、猫の名前シリーズゥ〜!シャム猫、三毛猫、“猫、ひろし”・・・。ハイ!ラッセーラー♪ラッセーラー♪笑えよォ〜!」と凄まじいテンションで一気呵成にネタを連発します。
そして一旦ステージを去ったにも関わらず、一人でアンコールを巻き起こした猫ひろし氏は、現在の付き人である(そうだよね?)、定年退職したくらいの年齢の例のおっさんも合流。今度は2人して、巨人の星を真似た1000本ノックが始まりました。
重ね穿きした純白のパンティ(全てのパンツにマジックで“猫”のイラストが描かれている)を脱ぎ、するとそれを助手が丸めてボールを作り、「ほらそこォ!行くぞォ!」と、猫氏が観客に向かってノックするのです。
「取れよォ!」と、客席まで入り込んで熱血指導する猫氏。どんどんパンツを脱いでノックをしてゆくのですが、最後の一枚になったとき、間違えて(?)お尻を丸出しにしてしまい、「ここまでは見せられないんだよォ!」と一人で逆切れしておりました。
そして終了し、また(ひとり)アンコールで戻って来た猫氏が、これでラストとなるネタをやりきってホントに終了。
「おがぁちゃ〜ん!やったよォー!」と言いながら、舞台そでへと下がって行きました。凄いっすねぇ、猫氏は(笑)
そうしてラストの「死ね死ね団」が始まりました。なんか、普通にカッコいいっすね(笑)エキセントリックなイメージばかりが先に立つようですが、サウンドそのものは正攻法のパンクで、年季の入っている分だけ、発散させる威圧感ってものが違っていましたね。アンコールまで飛び出し、時刻はすっかり地下鉄の終電ギリギリになってしまいました。

@ちぇっそ@