年を経ったなぁと感じるとき

G・GRINDER@肖像権って問題ない?

今日は吉祥寺クレッシェンドでREEXライヴをしてきました!対バンはハイテンション・スラッシュメタルから、ゴア・オブセスドなグラインド・コアまで5バンド!私らを含めて計6バンドによるライヴハウス企画、「THRASH & DASH」と相成ります!
トップはHEADLESS CROSS改め、BLACK PEARLとして活動再開したメロディックデスメタル!正攻法なメタルサウンド。スキンヘッドに近いヴォーカル氏が、アンセルモのような骨太さを醸していて、疾走感が気持ちよいバンドでした!
2番手はGRAVE GRINDER!リハの時点では気づいていなかったのですが、ちょうど開演直前に私は気づきました。「あれって、もしかして(初期ナパームデス的ナチパンクファックオフグラインドの)ZILLIONのドラムじゃないか!?」しかし彼らのリハの時、私は我がヴォーカルKONNO氏と共に、「満トロ坦々麺」を食べに行っていたため分からなかったのです。どうにもイアン・ギラン並に人の顔を覚えない私は確信が持てず。しかしプレイを聞けばきっと分かるはず!と思っていたら、セッティングが完了し、彼が最初に叩き出した“超光速ブラスト“のスネアの音色を聴いてはっきりしました、「やっぱ、ジリオンだ!」と。
ドラム、ギター、ヴォーカルの3人編成。もうね、言うまでもないじゃないスか。私が大好き系なスカムでブルータルなゴアサウンドが最高でしたよ!ヴォーカルの、その名もバンド名そのものを指す、GRAVE GRINDER女史のゴヴォ声もばっちしでした!最初、少しアイドル的なところがあるのかと思っていたのですが、プロフィールに「カンニバンルコープス好き」と上げているのが伊達でないことが分かりました。あなどってました、どうにもすみませ〜ん!(笑)ギター氏のサウンドも、REEXの他メンバー談による、「ディスゴージみたいでツボだった!」との意見が、まさにピンポイントなRAWサウンドで納得!すげぇ楽しませてもらいました。
終演後、当然声を掛けにいったワタクシ。「ジリオンだよね!」と言うと、「どうもすいません。こっちから声かけようと思ったんですけど、ちょっと恐かったもんで・・・」ヘイヘ〜イ!?ソイツは一体どう言うことだい?私が恐いって、そんな恐いの対極に位置する“もっさり”人種なのに!仕方がないので、「君ら、今日出るイベント間違ってるよ。なんでここにいるの。本当は、“小岩デスフェスト”にいなきゃいけなんじゃないの!?」と突っ込んでおきました(爆!)思わぬところで対バンとなり、個人的にはちょっと、いやかなり心強く感じました(笑)なんか、今後企画あったらモルキドで呼んでね、ヨロピク!
3番手はMAGUNUM OPUS!見た目は若そうなのに、ミドルテンポでジクジクの激渋デッスンロール!人柄の良さが滲み出ていましたが(笑)、もしかしてこれからいいバンドに成長するかもしれない逸材だったかも!?ドラムは弱冠19歳だしね。オールドスクール復権に期待しちゃうかもよ!
4番手はgrief of WAR!出ましたハイテンション・スラッシュ・アタック!フロント3人が“ミリタリー・チョッキ”的なのが正に「ウォー」な感じ(笑)。ちょっとハイトーンなヴォーカル氏はその髪型も相俟って、時にシュミーアのように見えます!リフが良い、とにかく曲が良いですね!私みたいな、スラッシュ好きのツボをくまなく突いてくるメタルっぷりでした!更に言えば、サポートのドラム氏がゴイッスー!なんちゅーか、バンドのハイテンションを一手に引き受けているかの、ワンマンショー状態でした(笑)。スティック回しは私を上回る(爆!)果てはヴァージル・ドナティかトミー・アルドリッチか!ってなくらい、プレイはもとよりその“存在自体がうるさい”パフォーマンスは(笑)、ある意味今夜の出演者の中では、完全に頭10個分くらい一芸に秀でていたと思います。次回は、是非とも全編ドラムソロでお願いします(爆!)
5番手はプラズマジェット!なんとメンバーにDJを有するメロディックメタルコア・バンドと言ったところでしょうか。こう言った変り種(失敬!)のバンドだと、DJシステムが結構埋もれがちになるものですが、彼らはその辺りを非常にバランスよく処理していたように思います。DJの出すスクラッチ音が埋もれることなく、バンドサウンドに確かなアクセントを加えておりました。それはどこか人のシャウトのようにも聞こえて、非常に興味深い音になっていましたね。WEBのMP3で聴くより、ずっとヘヴィなサウンドでした!
さて我々REEXは、なんと今回トリを勤めさせて頂きました!確かに長丁場でしたので、出番前に集中力の途切れかけた瞬間もありました。しかし直前になって、まさか今日のメンツで観に来るとは思ってなかった、いつも小岩辺りでお目にかかるハードコア/グラインド好きの方が見えられていたり(これはマジでビビリました。どうもありがとう!)、先のGRAVE GRINDERのドラム氏と別バンドで一緒している、ZILLIONの他のメンバーが来たりもして(でもGRAVE GRINDERが終った後に来てるんじゃ〜ん。でもまだウチらが残っててよかったね:笑)、個人的には最後までモチベーションが落ちることはありませんでした。
でもね。今日はスゲェ間違っちゃったみたいっす!2曲で完全にぶっ飛んだんですが、当の本人は間違ったことすら分からず(汗;)。元に戻ることもできず、あとは「俺がルールだ!」状態で押し切ってしまいました。どうもすいません!しかもショッキングなことに、間違った2曲と言うのは、昼間のリハで何の問題もなく完奏できた曲だったんですがねぇ。
まあ、これは個人的な資質によるものなのですが、私はよく平気で「いままで出来ていたことが突然できなくなる」性質を兼ね備えているので(なんだそりゃ)、そのようなことが時折起こるのです。こればかりは「そういう性格だから!」としか言いようがなく、自覚症状はあるのに(しかし後で気づくわけだが)、直そうと努力したのに直らない“癖”みたいなものなのです(って言うか単にいい訳っぽいすね)。
恐らく、脳に何かしらの欠陥があると思われ(スラッシュメタルで頭振り過ぎたのだろう)、一度脳外科に行って、診察してもらった方が良いかも知れない持病の一種かもしれません。
「曲を覚えられない」わけじゃないんです。「曲を忘れるんです!」もしかして“年”ですかね。更年期障害?ヤバイっすねぇ。痴呆症入ってたら恐いっすね。
でぇ、帰宅してテレビをつけたら、ちょうどゴスぺラーズが映っていました。話題は、「たまにコンサートで曲間違えるんです。最初に2番の歌詞を歌ったりして・・・。そんなときは、よ〜く聴きながら歌詞をあわせるんですけど、2番になったとき、1番に戻るのか2番をもう一度歌うのか迷うんですよね」と言うことを喋っていました。
私がミスした夜に、なんでそんなタイムリーな話題を語るか!間違ったもんは間違ったもんで、もう訂正など出来ない!もはや慰めにもならんので、さっさとチャンネルを変えてタモリ倶楽部に合わせました。
今夜は一人酒。帰り道の小岩で、「小岩デスフェスト」の打上げに合流しようかと思ったのですが、某所から「小岩の打上げはないらしいよ」との情報を得て、仕方がないので西友で酒とつまみを買って帰ったわけです。
わびしい気分を更に“盛り下げる”ために、今日は日本酒でカンパイです。やや辛口、「山田錦 実楽」モンドセレクション金賞純米酒で手酌酒と行かせて頂きます!

@ちぇっそ@