そう言えばこんな事が

ポッポッポー ハトポッポー

そう言えばこんな事がありました。
数日前の事なのですが、郵便局へ通販を発送しに行ったときのこと。私が並んだとなりの窓口で、肌の浅黒い、いかにも働き盛り男盛りと言った壮年の男性が、郵便局員に向かって何やらわめいていました。
どうやらかなり急いでいるらしく、自分の代わりに振込みの手続きをしておいてくれとか何とか。その剣幕に、つい平静を失った局員が思わず発したひとこと。
「あのォ、暗証番号は・・・。あっ!」
昨今、個人情報流出などで、何かとプライバシー問題が取り沙汰されるご時世。これはうっかり、消費者の反感を買ってもおかしくない言葉が付いて出てしまったと言う次第。
ところが!
「暗証番号はァ、○○○○だよ!」
とその男性、こともあろうに公共の面前にありながら、大声で暗証番号をまくしたてたのであります。
“訊かれたから、こちらもついうっかり答えてしまった”と言うことかと思い、何か罪悪感がもたげてきた私は、あえて先ほどの言葉は“聞こえなったふり”をして済まそうと思いました。
しかし!
思わぬ回答に戸惑っている局員。
「そ、それじゃあ・・、手続きを行っておきますので・・・」
「あっ、そう!暗証番号は○○○○だから!」
と、またもや本人の口から個人情報流出
そして!
「えぇ、あぁ、あのォ。お急ぎでしたよね?」
「そう!だから暗証番号はっ・・・・!」
もはや何を訊いても、返ってくるのは暗証番号の連呼。
こうまで開けっぴろげに叫ばれてしまうと、むしろ見てはいけない他人の情事を垣間見るようで、目をそらせたい、いや、耳を塞ぎたいバツの悪さを感じてしまうのでした。
「暗証番号聞いたぜ!へへへ、悪用してやれ〜!」なんて気は起こらず、郵便局を出た後は、早速その記憶を抹消してしまいたかったワタクシであります。
皆さんも、強盗に襲われ暗証番号を聞きだされそうになったら、逆に大声で暗証番号を叫んでやればいいかも知れませんね。もしかして強盗が逃げてくかもよ!
明日から10月ですね。雑誌テレビタロウの占いはいつも辛口で、月初めで心機一転気合を込めようと思う私の出鼻を、毎度見事に挫いてくれます。それとも、浮かれ気分のお調子者を手堅く戒めてくれると、前向きに解釈した方がいいんですかねぇ。

@ちぇっそ@