お盆GRAVE


皆さん、きちんとお墓参りに行きましたか?私は店番してました!都会にお住まいの方は、田舎のしょんぼりあぜ道を線香やお供え用の駄菓子、またはやかんなどをぶら下げて、墓地までお参りに行くことに憧れを持っていたりするものなのでしょうか。
いや実際、田舎のお墓参りっていいもんですよ。自分がいかに都会で汚れて来たかを実感できる一方、それらがまた浄化され、再び清い体に戻るような神聖な気分になります。日ごろの罪を洗い流してくると言うか、精神的な部分でこう、リフレッシュできるんですよね!
死後の世界とか、先祖を大事にとか言う前に、こうした自分自身のメンタルな部分で、こう言った風習こそが日本古来よりの“救い”なのだなあと、ワタクシはかようにして、日本民族の土着信仰の根源に感じ入るわけでございます!
しかしまあ、こうして“リセット”した後に、また都会に戻って悪いことばかりするのですから(こらこら、そんなことしちゃいけない!)、人と言うものはいかに罪深き迷える子羊なのかと疑うばかりです。あれ?いつの間にかキシリタンになっちゃった!
と言ったところでお次ぎは、日本古来より伝わる「“死の”メタル」についてのCDなんかを少し、ご紹介しようじゃありませんか!
私がここでレヴューを書くなんて珍しいことなんですが、なんたって感動しちゃったんです。今回リリースされた、SABBAT/GORGONの2バンドによるスプリットライヴCD、「SABBATICAL GORGONSLAUGHTER」にです!
ご存知、SABBATはジャパニーズ・ブラック・スラッシュの草分け。邪悪そのもののイメージと、リリシズム溢れる独特なリフワークが正に“慟哭”を体現する泣けるブラック!ライヴでもその感覚は見事に再現されており、イーヴルなヴォーカルシャウトの後に、感動的なギターリフが切り込んできた日ににゃアータ!そりゃ“胸キュン”ものですよ(笑)
そして後半に収録されている日本の幻メタルバンド、GORGONのライヴには本当に「ノッキューアウッ!」でした、ワタクシ。
1曲目、「Cold Haerted Woman」が始まった時、私が思い浮かべたのはなんとWHITESNAKEでした(笑)いやぁ、ロックっすね。それもプリミティヴなロック!ベタベタな曲展開、ロックスターになりきったMC。熱い、全てが熱いです!
下手なギミック一切なし!良い楽曲を真剣に演奏する。そんな直球ど真ん中のライヴに、ドイツのオーディエンスも心打たれた様子で(言い忘れましたがホントにドイツのライヴです)、曲間では「ゴーゴン!ゴーゴン!」の大合唱が止まらないほどですから!
いやぁ、男だわ。噂には聞いていたのですが、まさかこれほどとは!だってCDですよ!?音源だけでここまで感動を呼び起こすバンドなんて、そう滅多にいるもんじゃありませんからねぇ。
そんなわけで、この感動そのままに、思わず勢いで企画してしまった“俺の勝手特集”として、当店では「ライヴ盤特集」を開催中です。同時期に入荷したライヴを中心にディスプレイしておりますので、ご来店の際は是非一度足を止めてご覧になってください。
他には、ABIGAILのタイでのライヴ「Alive…in Thailand」や、SABBAT/SURRENDER OF DIVINITYの「Sbbatical SiameseChristBeheading」なんかも入荷しております。どのアルバムも強力推薦盤です。もっとも、どれもライヴには定評のあるバンドばかりですから、そりゃ“間違いない”ってコトすよ!
写真:メヒコDISGORGEのライヴも追加で!我がREEXのはライヴ盤じゃないですが、ついでに宣伝さしてクサイ。

@ちぇっそ@