待ち伏せされた?

そんなとこで待ち伏せなくても。。

あれ?もう気が付いたら8月ですか。8月はロシア語で「アヴグスト」と言います。ご存知かとは思いますが、アヴグストと言えばロシアで“チョー有名”なメタルバンドですよね。夏はアヴグスト、夏はメタル!夏は行楽のシーズンズ・イン・ジ・アビス!と言うわけで、みんなで「新潟デスキャンプ」なんてどうですかぁ!
山で遭難するより、海で溺れ死ぬより、ライヴを見てそりゃもう大騒ぎする方が楽しいじゃありませんか!って、そっちは酒の飲みすぎで死ぬかも知れないですって?あ、いや。まあ、危険の度合いはどこでも変わらないってことで、ヨロスク哀愁!
<新潟デスキャンプ>
http://www.hagamoto.com/niigatadeathcamp/
と言ったところで、今夜私はお店の近くで夜食を取ろうと思い、西新宿の路地裏を徘徊しておりました。もっとも徘徊しようとしたその矢先、とある中華屋の前で入り口のメニューとにらめっ子していたところ、おもむろに開いたドアから「イラシャイマセー!」と声を掛けられ、そのまま「あ、じゃあ。お願いします」と秒殺入店してしまったのですがね。
いえ決して、私を店内へと誘った、おしゃまな中国娘のチャイナ姿に目がくらんだわけではありませんよ。だってチャイナと言っても、それは中国文化革命以前、未だ西洋ドレスとのフュージョン(融合)が果たされる前の、古式ゆかしい“作業着”としてのチャイナ服でありましたから!(チャイナドレス好きが嵩じて、その歴史まで調べたことがある)
しかしながら、抑えた朱色で、割合い質素なイメージのチャイナ服でも充分に可愛かったのですがね(これじゃ単なるセクハラですな)。それはともかく、もとより気にはなっていたお店でしたので、ここは“お試し”ってことで一食ばかり頂いて行くことにします。
小さな入り口を入ると、意外や思いの他奥に広くなっている店内。しかしその時、お客は一番奥のテーブルに座ったサラリーマン2人だけ。私が中央の大テーブルに座ろうとすると、
「あ、そちらの席でよろしいですよ!」
とマスターらしき男性が、脇にちょこなんと鎮座する、2つ椅子の置かれた丸テーブルを指差しました。まあ、端っこの方が落ち着くし、それじゃあお言葉に甘えてそちらへ座るとしますか。すると更にマスターが言う。
「あのォ、ウチでテレビも見れますよ。今日はこれからボクシングやりますから、良かったら見てってください!」
と、テレビのモニターを探したら正に私の目の前。しかし私の位置からはちょうど“真横”になっており、しかもフラット画面。ちょっと体を動かしたくらいではどうにもならん。
テレビ勧めるならこんな席勧めるな!とは思いましたが、なんだかめんどくさかったのでそのままその席へ座っておりました。亀田興毅の世界タイトルマッチは、後でスポーツニュースで見ることにするか、と。
頼んだのはラーメンと半チャーハンのセット。ま、可もなく不可もなく。ちょっとチャーハンがベチャっとしているなとか、やけに麺がすべすべで、割り箸でつまんでもやたらとツルツル滑ってしまうなぁとか、メンマはラー油の香ばしさこそあるものの、味がしねぇなあ!とか。
本格中華っぽいところを期待していたのですが、なんだか微妙な展開。この店の中で私一人だけ、どこか異世界へ置いてけぼりにされた気分になってしまいました。
そう言えばしかし、中華でそこそこ量のある食事をしたのに、ほとんど胃にもたれていないことに後から気づきました。結構、胃にやさしい調理だったのかも知れませんね。あまり「食ったぞ!」って気にはなりませんが、そんなに「無し」でもないかなぁ。
まあ、また今度、再挑戦してみるのも悪くないですかね。ちなみに、かなり流暢に日本語を喋っていたマスターですが、実はネイティヴの中国人のようで、従業員に対しては見事な中国語で話されておりました。芸達者ですな。

@ちぇっそ@