情報過多
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2005/11/16
- メディア: DVD
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今日見た作品は「私は20歳」と言う、なんと3時間半近くに及ぶ大長編!途中休憩を挟んだのですが、それもたったの5分だけ。トレイに並ぶだけで時間が過ぎてしまいました。
ロシア作品で、しかも3時間強。さぞかしダルかったのではないかと察するところでしょうが、さにあらず!導入シーンのカッコよさ。冒頭、若者たちが発する溌剌とした爽やかさ。エスプリの効いた洒落たユーモアなど。大変濃厚な時間を過ごさせて頂きました。
さすがに途中、集中力の切れてしまった時がありましたが、それでも大部な物語のごく一部だったと言って良いでしょう。いつまでもこの雰囲気に浸っていたいと思わせる、とても素敵な作品でありました!
もうね。隣に座ってたオジサンなんて、「フッフッフ」「ハッハッハ!」と、かなり楽しそうに声を出しておられました。でもそれは不快なものではなくて、とても共感できる類のもので、こちらもついつられて微笑ましい気分にさせられました。
さて、とりあえず本日はこの辺で引き上げ。今日、このあとに上映が予定されている2作品は既に鑑賞済み。おもしろかったとは言え、ほぼぶっ続けで3時間半も映画を見た後は、さすがに疲労の色が隠せないところでしたしね。
途中、乗り換えとなる馬喰横山駅。その改札手前にある手作りパン屋で、お昼ご飯を買って帰ります。このお店のパンは天然無添加素材を使用しており、ヘルシー感があるのと、実際かなり美味しいので最近のお気に入りなのです。
でぇ、家に着いた私は、録画しておいた「ハウルの動く城」なんぞをまた、また映画なんぞを見ていたのでありました!
いやぁ、普通にとてもおもしろかったです。宮崎アニメの良さってどこにあるかと言うと、まあ当然人ぞれぞれでしょうが、私が思うには、作品から漂う“雰囲気の良さ”にあるのではないでしょうか。ディテールの細かさ。つまりそれはセルの描きこみと言うか、画面描写の質感が実にリアルであると。
しかしそれが、必ずしも写実的に表現されているのかと言うとそうではなく。そのリアルさをもってファンタジーと為している点が、正に“宮崎マジック”たる独特の世界を形作っていると言うわけです。
ロシア映画に慣れ親しんだ私から言わせると、特にその辺りを実感させられますね。たった今見てきたばかりのロシア映画の質感となんら遜色ないと言うか。画面の見事さだけで感情移入させられます。色彩に深みがありますねぇ。
もっとも今となっては、私が若い時分に見たときのように、“そこまで”カタルシスを覚える事もなくなってしまいましたが(無論、そんな自分自身が残念なのだ!)、それでも大人になった私が見て、尚「イイ!」と思わせるノスタルジーがそこにはあります。
しまった。これは劇場で見てなかったんですよね。子供ばっかて”うるせぇ”んじゃないかと思って(実際「もののけ姫」の時はそうだった)今度の「ゲド戦記」は時間選んで劇場行ってみようかな。“駿御大”ではなく、長男の作品だけど。
原作読んだことないけど、アーシュラ・K・ルグゥンの作品は好きだしね!
ちなみに、夜はREEX練習やってました。終電2本前で帰りました。
@ちぇっそ@