小岩デスフェスト2DAYS −その1−

でぇ、朝まで川崎でSTAR GAZERと共に飲み明かした私は、ギリギリガールズな時間で(古いネ)、16時からスタートする小岩デスフェストへ乗り込みました。えー、色んな記念がかぶさって、とっても長い企画タイトルになっていますね。
「Koiwa Death Fest.vol.20 Special 2 days 2006 - 1st Day -」
「BODIES LAY BROKEN - Miserably Cremated Nippon Tour 2006」
STARGAZER - Occidentale Ma、gick Japan Tour 2006」
ハイ、以上!
それでは、ライヴレポート開始です!
1,BUTCHER ABC
初っ端は皆の肉屋からスタート!今夜ブッチャーでドラムを叩くのは、INTESTINE BAALISM/SURGELINEのH本氏。近々彼のドラムで、アメリカはメリーランドで行われるフェスに参加するための、本日はその前哨戦と言うわけです。いつもとドラムの違う、貴重なブッチャーが見られました。いやぁしかし、H本氏のドラムはブッチャーに壮絶なるブルタリティをもたらしていましたねぇ。ステージセットもフル完備で、見ごたえのあるライヴでした!
2,COFFINS
もしかして、ベーシストが替わってからは初めて観たかも知れないコフィンズ。前任のS氏とは好対照な掻き毟りベースで、バンドに溌剌とした若さをもたらしていたように思います。良いベース弾きますよ!「ドッカンドッカン!」と、重量級のグルーヴが最高に気持ちよかったです!
3,ZOMBIE RITUAL
個人的に久々だったゾンビ!なんと今夜でベースのVLOOD氏が脱退するとのこと。そんなこともあってか、いつもよりも一段と激しいステージだったような気がします。新曲、ZOMBIE FROM TOKYOが私のツボをがっぷり掴み(笑)、良い感じで盛り上がることが出来ました!最後はZOMBIE PARTYでフィナーレ。楽しい宴はあっと言う間に過ぎ去ってしまいました。VLOOD氏の脱退は残念ですが、ゾンビでの最後のステージが見られて良かったです。どうも、お疲れさんでした!
4,DEADLY SPAWN
サウンドチェック時の、ドラム氏による豪快なツインベースドラムの連打が気持ちよかった!(笑)久々となる彼らのライヴ、やっぱこのバンド、メコンデルタなんじゃないですか!?いやぁ、すんません。個人的にはどうしてもそんな印象を抱いてしまうのですが、メコンメコンでも、相当に“野獣的”なメコンに思えるのは、やはりドラム氏の野性味溢れる野蛮さに由来するんじゃないでしょうかね(笑)マジでカッコイイっす!もっとライヴやって欲しいですね。
5,ANATOMIA
やっぱこのバンドの安定感は素晴らしいですね!いやホントに“デスメタル”ですよ、デスメタル!(笑)「ズドドドドッ!」と突進して来るリズムが、世界のカタストロフが迫り来る音に似て、尋常ならざる不安感と残酷性を掻き立てるものがあります。このように、どこか前時代的な世紀末志向を感じさせるのが、真のデスメタルと言えるのではないでしょうか!(な〜んて、ちょっと語っちゃいました:笑)
6,BODIES LAY BROKEN
出ました。アメリカからやって来たお馬鹿グラインド!(笑)ギター・ヴォーカルのハガモト氏だけは日本在住。彼の追及するお馬鹿精神はとどまることを知りません。一体何が可笑しいかって、ここまで来ると、彼の存在自体が可笑しいとしか言いようがありませんね(笑)でも実は、他のメンバーも相当にいい味を出していたんですけどね!例えば、コケティッシュな可愛らしさのあるベース女史。ブッチャーが付けてた血糊エプロンを借りて、なかなか結べぬ背中のヒモに悪戦苦闘!ニコニコ顔で爆裂ブラストを繰り出すドラム氏は、さすが“肉食う国アメリカ”を地で行くパワフルなドラミング!暑苦しい演奏で聴衆を圧倒していました。(笑)馬鹿みたいに凄まじい演奏と、“本当のお馬鹿”が加わって鬼に金棒!これが“市川市グラインド魂”ってヤツなんですかね!?(笑)メッチャクチャ楽しいライヴでした!
7,CATAPLEXY
オリジナルのヴォーカル氏が復帰。大阪ブラックメタルの降臨です!以前、REEXが名古屋で対バンしたINFERNAL NECROMANCYのヴォーカルが彼だったのです。私が見慣れていたCATAPLEXYとは、当然の如く印象が違っていました。“暴虐性”が増したバンドからは、それこそ“トゥルー”な感じがメラメラと発散されていました。(笑)“本当に危険な”ブラックメタルを見ているようで、いやぁヤバイっす!これからがまた楽しみですね。
8,STARGAZER
さて今夜のSTAR GAZERは、ちょっとした機材トラブルと言うか、アンプやら何やらのセッティングの関係で、2本あるベースの内、フレットレスの方が使用できずに少々残念なことになってしまいました。それでも演奏そのものに翳りは見えず、ライブハウスのキャパシティほぼいっぱい、満員御礼となった聴衆を圧倒したのでした!しかし私の目映ったメンバーの姿は、ここへ来てさすがに疲れていた様に見えましたけどね。(笑)まだまだ20代の彼ら。ここはその若さで乗り切ったってところでしょうかね。特にドラム君なんて弱冠19歳!キツイところでしょうが、それこそツアーの踏ん張りどころ。今日で後半に突入したことだし、あと一息の辛抱だ!
9,DEFILED
ラストは日本デスメタル界の重鎮登場です!あの大規模な人事異動を敢行してからしばらく経ちますが、新らしいメンバーたちはフレッシュな息吹をもたらし、正にバンドに若々しいイメージを与えていますね。確かに彼らは変わったと言えるでしょうが、それは決してバンドにマイナス要素をもたらすものではありません。ロック本来の勢いある演奏は溌剌としており、勢いと爽快感に満ちているではありませんか!いやしかしまあ、ここへ来て現メンバーも大分バンドに慣れた印象があり、特にヴォーカルK氏のフロントマン振りに頼もしさが出てきて、旧知の間柄である私としても大変嬉しい限り。やれば出来るんじゃん、って!(笑)途中、ギターS氏によるMCがあり、メタルに対して抱き続けるその真摯な態度に、「まだまだ熱いぜ、DEFILED!」を感じることが出来た一夜でした!

@ちぇっそ@