In Darkness, We Are Doomed Vol. 1

ライヴ画像でなくてスマソ

いよいよ始まったSTAR GAZER JAPAN TUOR!名古屋、大阪と回り、再び関東へ戻ってきた彼らと今夜共演しました。私は久々に始動したMORQUIDOと、REEXAMINEの両バンドで出演するダブルブッキング。それでは早速、この日の模様をお届けするとしましょうか!
当日はMORQUIDOの練習が入っており、朝11時から新宿で練習した後、会場である川崎BOTTM’S UPへと向かいました。川崎駅を降りライヴハウスへ着いてみると、正にピポイントのタイミングで、道路の向かい側へSTAR GAZERのメンバーを乗せたバンが到着したところでした。
主催のF島氏、そしてスタッフとして同行していたブッチャーA氏と共に、手分けをして機材を搬入。「それじゃあ、飯でも食いに行きますか!」と言うことで、総勢9名で蕎麦屋へ突入。参会者全員、各々がお腹を満たしたのでした。
リハの時間が迫った3時頃、主催のF島氏が一足先に退店。時間がないので、急いで蕎麦を駆け込んでいる姿がちょっとおかしかったです(笑)主催は大変だね、ご苦労さん!
予定より30分押しでライヴスタート。以下、出演順にご紹介!
1, FUNERAL MOTH
主催のF島氏によるニューバンド。なんとドラムには、我がMORQUIDOのヴォーカルであるSEX氏が座ります。ベースには元COFFINS〜元PSYCO TO BLACKのS氏。本邦デヴューとなるこのバンドは、“どんよりどよどよ”なフューネラル・ドゥームなのでした。「ノーグルーヴ」の暗黒サウンド。ドラム初挑戦のSEXが結構危うかったですが(笑)、曲が遅いので特に問題なし(爆!)それよりも、S氏の安定したベースがやはり、このバンドの屋台骨を支えている感じでしたね。F島氏も、何か別の危うさを発散させていましたが!(笑)主催にライヴに、結構ドタバタしてたからねぇ!(笑)
2,MORQUIDO
出ました、私のバンド(笑)今日共演するSTAR GAZERがオーストラリア出身と言うこともあり、バンドリーダーがオーストラリア人であるプログレバンド、「GONG」のTシャツで挑みました。朝から同じTシャツを着ていたのですが、会場の前で会ったそのとき、早速「OH!GONG!」と、突っ込みを入れられたんですけどね!2曲だけ演奏して終了。だって、セッティング込みで持ち時間が10分なんですもの!ま、これがグラインドってもんですけどね(笑)久々過ぎて忘れられないように、お披露目参加ってことでご勘弁!
3,REEXAMINE
さて、また私ですかぁ〜!?(笑)なんせダブルブッキングなので、そろそろこの私の湿気たツラも見飽きてきたオーディエンスに対して、また耳目をこちらへ集めるためのエンターテインに徹しなければなりませんでした。(どんな義務感だ?)転換の最中、ドラムは既に“パイルダーオン!”従って私は待つだけ。他のメンバーがステージ上で行き来する間、私はドラムの後ろで仁王立ち。その姿はまるで、“ディヴィッド・カヴァーデル”のように映ったことでしょう!Tシャツを重ね着していた私は、GONGを一枚脱いで「ディヴィッド兄貴」と“同じ格好して”客席をにらみつけていたのでした。(その間に飛びかった“ヤジ”に、頬が引きつっていたとは断じて言わせん!)
そして準備が完了したのを見計らって、私はもう一枚Tシャツを脱ぎました。この日のために特別あつらえした、「ちぇっそ・もっさ・お手製」ブランドが今夜一番の勝負Tシャツです!バックプリントには、バンド名の省略である「REEXXX」の文字をあしらい、フロントには「下町“ブルデス”」と、バンドの信条を表現してみました。
欲しい人は、あげません!!
って、そんなことをしているから、ライヴで1曲ぶっ飛んでしまいました。すんません。私が完璧に小節を見失いました!ツラを洗っておととい出直して来ます!
4,INTRAUM
大阪の元LIZAEDS GORGEのメンバーによるドゥーム・バンド。べースとドラムだけの2人編成。贅肉をとことんまでそぎ落としたサウンドは、まるで神聖なる儀式のようでした。森閑として見入る衆目。最小限で最大の効果を生み出す、恐ろしくなるような空間を生み出していましたねぇ!
5,GALLHAMMER
最近ではすっかり風格すら出てきたんじゃないですか!?(笑)今夜も邪気を発散させながら、時に疾走し、またときには浮遊するかのごとき魔性の響きがありました。ドラムのRisa Reaper女史の成長には、本当に目を見張るものがありますね。一義的なテクニック志向に陥ることなく、しっかりと“音楽を演奏”していることが伝わってきますよ、ホントに!センスあります。
6,INTESTINE BAALISM
熱い熱い!男臭さ全開で突っ走る彼らは、今夜もばっちり決めてくれましたよ!これ以上何も言うことないですよ(笑)次郎さんのリードギターに萌え〜!ってなったり(笑)、刻みに徹する後の2人のギターにも“萌え〜!”ってなります(笑)トリプルギターでも非常にバランスが良いです。掛け値なしにカッコよかったです!
7,STAR GAZER
さて、本邦初登場となるオーストラリア出身のテクニカル・デスラッシュ・バンド!前評判では、「CYNIC」だ!「ATHEST」だ!と、有名テクニカル系のバンドが引き合いに出されていました。さて、その実力やいかに!?
とにかく圧倒的な手数、音数。ベーシストに至っては、フレットレスベースを含む2本のベースを使い分け、とても3人編成とは思えぬオーケストレーションを奏でていました。複雑な展開を持つ楽曲を難なくこなし、その上更に、音符の隙間を埋め尽くすようなフィルインの数々。周りからは「すげぇ!」の声ばかり聞こえていましたね(笑)。
しかし決して“熱さ”を失わない演奏には、好き嫌いを超えて誰にでも共通に訴えかけてくる、ある種の魂みたいなものを感じることが出来ました。研ぎ澄まされた美学とでも言うんですかねぇ。曲自体それは素晴らしいのですが、演奏そのものに美しさがあるような、圧倒的な演奏力の前に、ちぇっそ・もっさはひれ伏すしかなかったわけです。関東公演の初日から偉く感動しちゃいました!
平伏!!

@ちぇっそ@