錆びれてんなぁ〜

ノーリモース系花見スポット

今朝、朝食を取ろうと立ち寄った「なか卯」が凄かった!
入店し、券売機が「故障中のためレジにて注文を受け付け」となっていた時点で嫌な予感がしました。
店を切り盛りしていたのが、小柄なおばちゃんと厨房の青年と言う2人だけ。しかし、私が入ってきたにも関わらず、注文を取り付けるでもなく自分本位にトイレへと駆け込む(いや、至って落ち着き払ってトイレへ入る)おばちゃん。
そうです。凄いのは、このおばちゃんが巻き起こすしょーもない騒動だったのです!
結局、私の注文を取ったのは厨房にいた青年の方でした。その後でおばちゃんがトイレから出てきて、お会計はその時におばちゃんが済ませてくれました。がしかし!それってちょっとねぇ。曲がりなりにも客商売なんだから、そこら辺はもちっと気を使えないものか。青年がたまたまカウンターまで来たときに、かろうじて呼び止めたもんだったから。
それはさて置き、私がビーフカレーにパクついていると、また新たなお客さんが入って来ました。するとそのお客さん、ちょっと回りくどい注文の仕方をして来ました。
「親子丼、2つと1つで!」
3つでいいじゃん!とお思いでしょうが、まあこれは、どうせ会社の経費で領収書を切れるものと切れないもの、もしくは後でパシリのお釣りを徴収するため、あえて2通りに分けて注文してきたと思しき、ケチくさい“クソリーマン”の典型と言えるとっつぁん坊やでありました。
すると早速、錯綜したオーダーに戸惑うおばちゃんの姿がありました。
「えーっと、2つと1つ!?合わせて3つで良いんですよね?」
「そうです」
「それじゃあ、注文入ります。“カツ丼“3つ!」
「違います。親子丼です」
「ああ、そう。親子丼が2つと1つだって!」
「(厨房から)親子丼3つで良いんだね!?」
「そうそう!親子丼3つですゥ!」
なんだか穏やかならざる雰囲気が、早くも店内に漂い始めます。
「ええーっと、お会計は2つと1つにしておいた方が良いんですよね?」
「はい、お願いします」
「え〜・・・、親子丼、親子丼・・・。ちょっと!(厨房の青年に向かって)親子丼のボタンってどれだっけ?」
「(厨房)真ん中辺りにあるでしょ!?」
「ええー!?真ん中辺りって・・・、私じゃ目が悪くて見えないわ!ねえねぇ、どれだってば!」
「(青年たまらず厨房から出てきて)ほら、コレ!」
「ああ!私さあ、目が悪くって見えないのよ!」
やばいなぁ。これはヤバイ!(笑)典型的なダメおばちゃんじゃないですか。自分では決して間違えたくないもんだから、全て人の判断に任せるって言うアレです!
それからおばちゃんは、なにやらもの申しながら、出来上がった親子丼を取りに厨房へと向かいます。
「もうやだぁ!2つと1つって、ややこしいったらありゃしない!私、もう頭が混乱しちゃって、目は見えないし、どうしたらいいのよ!これって嫌味としか言いようがないじゃない!」
コラコラ。お客さんを前にしてその言い草はないだろ、と私は他人事なので思いっきり笑いをこらえております。
「あのう、お待たせしました。それじゃあ、親子丼2つと1つで、合わせて3つで、○○○円になります。ありがとうございました!」
「ちょっと!(出来き上がった)親子丼持ってきてよ!」
「ああ!ただ今お持ちします!」
いやスゲェなあ。スゲェ救いがない(笑)朝から相当良いものを見させてもらいました!

@ちぇっそ@