THUNDER GO MAD IN JAPAN!〜2日目〜

なんかスゲくね?これって

本日はTHUNDERの本公演初日です!午前中にモルキド練習を終えた私は、一旦家に帰り機材を置いてから、会場である川崎クラブチッタへと向かいました。
17時から開場していたチッタに、40分過ぎくらいで到着したワタクシ。ロビーでは、昨日出会ったTHUNDER友の会の面々が談笑していました。私も軽くあいさつなどを交わし、一日ぶりの再会を祝います。
何か、今日特別のマーチャンダイズがあるのかと思い、物販へと赴いてみるも、別段普段と代わり映えのない品揃え。って言うか、むしろいつもより少ないディスプレイではないですか!?この商売っ気のないところが、いかにも下町気質なところ(そうなのか?)
さあ、とにかくTHUNDERライヴの開始です!ステージには暗幕。場内が暗転すると、観客から凄まじい歓声が上がります。とにかくこの日は皆の期待感が高く、開演前からその緊張感がビシビシと伝わって来ておりました。
最新作のテーマである、映画「荒野の7人」のテーマソングが流れ、カーテンには「THUNDER」のロゴをあしらったネオンが、スポットライトで照らし出されています。これは去年の最新作ツアーの演出と一緒。でもこれは非常に格好よい演出なので、私も含め会場のヴォルテージを上げる役目を果たしておりました。
そしてクラッシュシンバルの強烈な一撃が入り、演奏スタート!1曲目は、これも前回と同じく、1つ前のアルバムのオープニング曲「LOSER」で開幕します。冒頭のブレイクで、ヴォーカルのダニーが引っ張る引っ張る!「もっと叫んでみろ!」と、思い通りのスクリームが得られるまで、いつまでも曲をスタートさせません(笑)
ま、いつものことなんですが(笑)、こういったバンドとのコールアンドレスポンスがとっても楽しいのです。
あとはまあ、詳しいライヴレポはBURRN!で読んでくれ!ってところなのですが(笑)、今回は事前にファンからリクエスト曲の投票を募っており、果たしてどれが演奏されるかと言ったところが注目されました。
この日、個人的に印象に残った曲は、横浜クルージングの質問コーナーで、ルーク氏が「挙式のテーマソングに!」と言っていた「Love Worth dying For」だったでしょうかね。これは近年のTHUNDERを代表する、名バラードのひとつです。
なんだかこう、昨日行動を共にし、すっかり打ち解けたはずのメンバーが、ステージでは実にロックスター然とている姿に、またなんとも言えない感慨深さを感じてしまいました。
あんなに気さくで楽しいアンちゃんたちが、ここまで辿りつくまでに一体どれだけの苦労を重ねてきたのでしょう。思えば、バンドを一旦解散させざるを得なかった、あの悲劇的とも言えるレコード会社との軋轢。もちろんそれだけではない紆余曲折を、このバンドは数多く経験してきています。
しかしそんな過去の出来事を払拭するかのように、THUNDERはいつでも復活再生し、むしろそれらを“強さ”へと変え、メンバー同士、そしてファンとの繋がりを強化してきたのではないでしょうか。
しかもそれらを全く表には出さず、常に「レッツ・ファン!」な精神で、音楽そのものを楽しむ姿勢には、私も自分の人生に勇気を分け与えてもらったような気分になります。数年前の解散ライヴの時にも、悲壮感と言ったものは全く感じませんでした。確かな絆があって、「THUNDERは家族なんだから、決して離れ離れになることはないんだ!」とでも言ったような、そんなアットホームな安心感があるのですね。
まあ、内輪で閉塞的ととらえられかねないところですが、決してそんなことはなく、来るもの拒まずの精神があり、そんな“気軽な隣人”の雰囲気が、いつでも誰にでも門戸の開いた“下町長屋”の気分を醸し出しているわけですよ!
ライヴレポと言うより、私が抱くTHUNDERへの想いを吐露して、ライヴが終了したことにしておきましょう(笑)いや、演奏中は終始笑顔で楽しみましたよ!私の思い入れとはまた別に、とにかく素晴らしい演奏に、思わず目頭を熱くする瞬間はありました。でもそれは単に、純粋に音楽へ対するリスペクトからであります。彼らの音楽は、魂に「グッ!」と響くわけですよ!
そして終演後、「THUNDERミート・アンド・グリーディング」に当選していた私は、そのイベントに参加するため、チッタのロビーに残りました。私はマサイトーの「パワーロックトゥデイ」で当選しましたが、他にはクラブチッタの応募で当選した人もいる模様。後はファンクラブの会員が多数と言った具合。一体どんな企画なんでしょうか?
2列縦隊くらいに並ばされた参加者。しばらくして、係員の方から「もうすぐメンバーが現れますので、皆さん拍手で迎えて下さい!」とアナウンスが入ります。するとほどなくしてTHUNDER全員が登場。普通にパイプ椅子に座ったメンバーの前に、参加者が順繰りに巡って、普通にサイン&握手会、と言った感じ。
なぁ〜んだ。これなら昨日のバスツアーの方が、よっぽどレア度が高かったぞ!と言う不届きな言葉は、バスツアーに参加できなかった方に大変申し訳ないので、この際却下することにします(笑)
あれですかね。もしかして、ちゃんとハリー氏がメンバーにCDを渡してくれていたお陰でしょうか。私がルークのところへ行くと、「ヘイ、ブラザー!」と、気さくに声を掛けてくれるじゃありませんか。恐らく少しは顔を覚えてくれていたのでしょうが、この親しみを感じる一言、なんとも嬉しいじゃありませんか!
でもダニーは、昨日と同じく「ハウアーユー?」と訊ねてきます。アンタ、今更調子がどうとか訊くなって(笑)
ハリー氏に「昨日プレゼントしたCDは聴いたかい?」と尋ねたところ、「ああ、あれなら皆に渡したよ!“来週聴く”から!」とかなんとか言っていたような?いや別に全然構わないんですけど(笑)ちょっと話のネタに振ってみただけだったんですが、一応覚えてくれていたみたいでひと安心。と言うわけで、比較的サックリと終了した簡易なイベントでした。
チッタを後にした私は、この近くのスタジオで働くアラキング氏に会いに。小一時間くらい話して帰宅しました。スタジオで買っている猫が子供を産んだようで、親猫に小さな三匹が連れ添い、ベンチでゴロ寝していました。写真に撮りたかったけど、起こしちゃ悪いしね。
アパートには11時過ぎに到着。風呂へ入ったりなんだりする内に、「パワーロックトゥデイ」の始まる時間になります。
早速チャンネルを合わせてみると、やっぱり思ったとおり、今日はTHUNDERの特集があるとのこと。しかもメンバーが生出演し、アコースティック演奏があると言うお達しまで!
スタジオにやって来たのは、ダニーとルークの2人。バスツアーの様子や、今日のライヴの感触まで、裏話的な雑談(笑)が始まりました。
なんでもあのバスツアーの直前、前日飲んでいたベンとハリーが、浅草へ来る途中でゲロっていたことが発覚!ことの発端は、ベンが車中で少し吐いたのにつられ、こらえきれなくなったハリーが、今度は車を止め、車外へ飛び出し本格的に吐きまくったとのことでした。なんだそんなことがあったのか。どーりで浅草寺で合流したばかりの時点で、ベンとハリーのテンションが異常に高かったなぁ、と思いました(笑)いや、ほんとに。ベンなど、たんなる陽気な酔っ払いオヤジのノリでしたから!
「クリスを含めた俺たち3人はプロだが、あいつら2人はそうじゃないのさ!」とはダニーの弁。なるほど、そうですか。多忙を極める2人は、3曲を演奏してスタジオを後にしました。
演奏曲は「Amy’s on the run」「I’m dreaming again」「Backstreet symphony」でした。とても本公演後とは思えないほど、相変わらずに素晴らしい歌声にうっとりでした!

@ちぇっそ@