行き行きて

ペテルブルグ風臨海公園の風景

さてさて、今日まで本気で禁酒していた私でしたが、それまでの健常期間中、一体どれほどの幸せがあったかと言うと、実は全く幸のない3日間であったことを告白せねばなりません。
アルコホールを抜き、心身ともに漲る健康を謳歌できるかと思ったら、ただ単にメリハリのない生活が待ち受けていたと言った次第。生活のバイオグラフは安定し、睡眠もそれまでより幾分か大目にとることができました。
酒を飲んでいない分、より深い睡眠に陥る夕べかと思いましたが、しかしむしろ、浅い眠りの中で夜半に幾度も目を覚ますと言う事態に発展。もっともこれは、この極寒に毛布なしで就寝する、生活の全てが“フジロック”と化している、人生が常にサバイバルの最中にある私に付きまとう“性(さが)”とも言えるのですが!
と言うわけで、週末を迎えた今夜、久しぶりに杯を交わすワタクシであります。しばし若干のブランクがあります故、どうやら酒を餞別する“酒眼”の方が鈍ってしまった模様で、駆けつけ3杯用にと買った、横浜中華街でしか飲めないと言うビール、その名もサントリー「横濱中華街」と、そば焼酎「吉兆雲海」のどちらも、いまいち納得の行かぬセレクトとなってしまいました。
ビールは、その冷え具合と反比例し、更にお寒い時節に“冷え負け”したのだと言い聞かせても、そば焼酎を買ってしまったワタクシは、本当は単に、大分麦焼酎「貴匠蔵」に似たパッケージと混同してしまったことに由来する、後悔の念が先立つものであります!
既に現時点で2時間半ほど飲酒し、じっくりと腰を据えて向き合ってみれば、そば焼酎に関して言えばそれは薫り高き逸品であり、特に熱燗などが身も心も暖めてくれる、芳醇な大地の恵みを感じさせてくれる傑作であることを伝え聞くものでありました!(ビールは味が分かる前に飲み干した!)
ところで、こないだSOLARISEDの1stをバーゲンで買ってしまったので、以前発表されたSOLACEとのスプリットを久しぶりに引っ張り出して聴いてみました。この時点では、むしろSOLACEの方がカッコイイですね。SOLACEの1stも持っているのですが、彼らはこの時既に、フルアルバムを出す時と遜色ない実力を備えていたことになります。ヤバイっすね、コイツラも
ついでに掘り出したBy The Grace Of God・・・は、ハードコアの中では大分エモいんですが、意外と私のツボにハマるのです。はっきり言って個性はなく、結局MINOR THREADととかの二番煎じでしかないのですが、やはり定番のリフ構成などに、オールドファンなら心揺さぶられることろがあるのは確かです。声とかもさ、誰かに似てんだよなぁ。
ちなみに、ビバリーヒルズ辺りで「ペテルブルグ(もちろんロシアのだ!)はどこですか、などと道行く人に尋ねると、「何?”ピーターバーグ”ならあっちだよ!」と言われるそうです。

@ちぇっそ@