一念発起!?

人肉ハンバーグ!?

「男30にして立つ!」とは良く言ったもので、男と言うものはこの歳になると、社会的ステイタスを求め、何かを自力で成し遂げようとする独立心が強くなってくるもの。それなりに経験も重ねており、まだまだ働き盛りの今のうちに、自分自身の看板を背負ってみたくなる、と言うのが世の習いなのであります。
単に自己満足とも言えますし、権力への飽くなき追求心、もくしくは虚栄心の賜物といった感が無きにしも、と言ったところではありますが。現代は起業ブーム。そんなチャレンジ精神を否応無しに掻き立てる、政府による政策や謳い文句まで登場する時代となっております。
そこで!
かく言う私も、この際、破産覚悟で新たなる人生の岐路を模索してみようと思います。そこで私は、次ぎのような商売を思いつきました。題して、某有名バーガーショップに倣い、「“モッサ”バーガー」なんて言うのは如何でしょう!
いわゆる、普通のハンバーガー屋さんなわけです。ここでは、ハンバーガーのちょうどバンズの間に、店員が指を突っ込んだまま運んでくることなどしょっちゅう。
注文すると忘れた頃に出てくることや、一度に5人以上が注文をすると、処理能力の関係から2,3件に1件の割り合いで、オーダーがリップオフ(注文すっ飛ばし)されることもあります。
確かにアメリカンサンドを頼んだのはずなのに、出てきのはタコスだったり。確かにテリヤキバーガーを頼んだはずなのに、メキシカンチリドッグが登場したりします。
実は店員の8割以上が密入国者だったり、ハンバーグの肉には実際にネズミの肉が使用されていたり。実は食品の製造販売の免許を持っていないとか、店内には妙な臭いが充満しているとか。
勝手に休業することもあれば、真夜中なのに急に開店するときもある。店の奥から怒鳴り声が聞こえたかと思ったら、その後に注文したお客さんのハンバーガーの中から、切断された指が飛び出してビックリ!
ナプキンが「ALARMA!」だ。(メヒコの惨殺死体写真どっさり俗悪新聞)
英語が通じない。
実はマフィアの取引に使用されていると言う噂。だから誰も注文が届かないことに文句を言う者はなく、また出された食事に手をつけている者すらいない。
凄い殺気が漂う。
黒いスーツのお客ばかりがいるため、間違って入店した一般客は、5秒とその場に居たたまれない。
一週間でオーナーが交代している。
用心棒が一番怖い顔だ。
ときどき、武装したゲリラからセミオートで一斉掃射される。
どうです、こんなお店。やってみたいと思いませんか?今ならオーナー大募集中!文句を言わせないだけの給与を進呈!でも加入する保険料はバカ高いです!
やる気に満ちたあなた!わずか10日で一生分稼げる高収入!高飛び費用も当方で負担します!さあ、こんなに美味しい話は他にありませんよ!(でも残り3日を生き残れるかは運次第!)
生存率0.01%の商売に、あなたも人生賭けてみようじゃあ〜りませんか!
(追伸:上記の店舗は、先月末をもって閉店致しました。長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。尚、この地域一帯は非常に危険なため、一般の訪問客は速やかに退去されることをご忠告申し上げます。−FBI−)

@ちぇっそ@