県民性はなぜバレるのか?−県民性の謎

つまりはこの人たちの県民性って事か!

リイド社より出版された、千石涼太郎著による文庫であります。朝の通勤の合間、乗り継ぎ電車の待合い時間に、駅構内の本屋で立ち読みしてみました。もちろん、自分の出身県のところだけですけどね!
えー、私の出身県にかかるお題目は、「人当たりのいい現実主義者」と言うものでした。いやはや、全くもってこのタイトルだけでご飯が3杯行けそう!じゃなくて、実に的を得た性格を付いていると思いました。
その内容もタイトルに違わず、恥ずかしくなるくらいに、我が県民性の特徴を言い表していたでしょうか。どこぞの血液型占いより当たっていますし、どこぞの細木なにがしよりも説得力があります。おっと、これは余計なお世話でしたな!
確かに、人との波風を立てるのは好きではなく、また仮に地元でそんな波風を立てるようなことがあれば、途端に村八にされてしまうような、「超」が付くほど保守的な土地なのです。
まあもっとも、現代では村八にされるほど酷い事態には至りませんが、これも単に表立って騒ぎ立てれば、今度は非難した本人が疎外されてしまう危険を孕んでいるからです。こうなるともうほとんど八方塞り。何にも自分の意見なんて持てませんよね。
そうです。この意見のなさこそが、正に我が県民性たる所以でしょうか。確かに、表面的な争いごとは極端に少ない土地かも知れません。しかしその内実は、「アイツは危険人物だから一目おいておこう!」と言った風に、みな腹の中に一物を抱えているという具合なのです。
これが「人当たりの良さ」だとしたら、「現実主義」の方はどうでしょう。筆者によれば、とにかく現実的で、突拍子もない冒険には一切手を出さないとあります。進学率が悪いのもこれを裏付けており、「勉強し過ぎて学費ばかり浪費してるヒマがあったら、とっとと働きに出た方が確実!」と、まるでミソもクソもない、これも「超」の付く現実主義に彩られていると言う始末であります!(私の言い方が極端なのだが)
正に私こそ、それを地でゆくような労働者階級を気取っております。しかしこれも、勤勉さこそとり得の我が県民性に由来するもの。そうです、ここもまた言い当てられています。
よくよく考えてみれば、「どうして俺はこんなに辛抱しているんだ?」「なぜここまで頑張らねばならぬのだ!?」と思ったことが、一度や二度ではありません。嫌なら辞めりゃあいいんですが、私の中の“何か”が邪魔をして辞めさせないのですね。このあたりの辛抱強さには、我ながら関心してしまうところです。(自分で言うなって?)
また一方で、「自分の土地が一番住みやすい」と感じる人が一番多い地域でもあるそうです。これは正に、ふるさと想いの理想的な県民性と言えましょうが、実はこれには裏があるのです。
前述の通り、「人の良さ」が売りの我が県民性。しかしその実、不平不満を腹に抱え込んでしまうことは、私が述べた通り。事件など滅多に起きません。何も起きない土地。平板な生活の中で、中長期的な見通しを立てて暮らしやすいと言った側面があるかと思われます。
ところが、ここに落とし穴があり、常に自分を押し殺して生活する内に、自らに蓄積していったストレスのはけ口を失ってしまうのです。つまり、「不満をぶちまけることさえ、周囲の迷惑になる」と言う考えに陥ってしまうと。
その結果、なんと数年前までは、全国自殺者数のトップに君臨していたと言うのですから驚き!現在ではその地位は下落したそうですが、それは単に他の県の自殺者が増加傾向にあると言うだけで、必ずしも絶対数が大幅削減したわけではないそう。
全く残念な、これほど矛盾した統計があるとは信じられないところです。良く言えば「温厚」、穿った見方をすれば全てが「中庸」で、本来的に目立つことをしないのが、この土地の手かせ足かせとなって、自ら袋小路に迷い込んでしまうわけですね。
だからこそ、そんな陰気な場所とは早くおさらばして、都会で一旗上げてぇなぁ!なんて出てきたのが、私がここにいる理由ですがね。(しかしそんな希望はついぞ消えうせましたがね。今は惰性で居るだけっすよ)
当初地元の人間で、私がここまで粘るとは誰も考えていなかったようです。近所に住んでいた先輩で、東京に出てわずか半年後に、ノイローゼとなって帰郷した者がおります。また、近しい親戚の中にも、都会のドライな人間関係に耐え切れず、精神を病んでしまった人までいました。(と言うか、私がとても仲の良かった、いとこに当たる人物なのですが)
最初はみな都会に出たがるんです。(結構近いですしね)しかし、そのほとんどが都会の雑踏に馴染めず、心ならずも都落ちしてしまうと言った状況。さしもの勤勉さを誇る我が県民性も、都会の荒波には耐え切れなかったと言うことか!
もしかしたら私も、本来はここへ居てはいけない種類の人間なのかも知れません。自分で「やっぱ都会の方が馴染むよなぁ」などと思っているのも、もしかしたら単なる錯覚なのかも。
しかしながら、どちらが良いのかは分かりませんが、この都会生活の中で、私は常に自分自身が背負った消極さの呪いと葛藤しています。「ここいらがいっちょう、俺の運命の転機かな!」なんて思っていても、その後何も変わったことが起きないのが、私の人生であります!もうね、なんじゃこりゃ!って感じですよねぇ。
あえて出身県を隠して語ってみましたが、どうでしたでしょうか?みなさんで、私の出身県などを予想してみは如何でしょう。(なんだこのあつかましさは!)まあ、時々書いてたりしますがね。分かれば「ああ、なるほど!」と思うことでしょう。(笑)
我が県出身の芸能人を見ても、人生の隠された裏側はともかく、みなどこか安心感を与える人物が多いですね。(私はむしろ”消極的な事で”相手に緊張感を与えてしまうタイプだが!)例えば、未成年の人気アイドルを酒の席へ呼んでしまい、番組を降板させられるなんて失態は、まず起こさないと断言できます。(結構ヒントですね。降ろされた方の人ではないですよ)
と、言ったところで話題休閑、身辺の雑事などをご報告を。
先月更迭された、“でっかい姉さん”の代わりとなる、新たな助手が私の下へやって来ました。今度は今風で、なかなかにかわいい女の子です!でもどちらかと言うと、「ギャル」って感じの子なので、果たしてきちんと仕事できるかな?と言う危惧が無きにもあらず。
まあ、ひと時のアヴァンチュールとして楽しめれば良し!ってことにしておきましょう。(って、一体を期待してるのでしょうか、私は!どうせこんなキモ男には何も事件など起きやしないが)
それから、分かる人にだけ分かれば言いのですが、この彼女、ちょっとだけ“例の北欧エクストリームメタル(もはやデスメタルとは呼びたくない)”の、某ヴォーカル氏のかみさんに似ていたりします。
もちろん彼女もかわいいのですが、それってちょっと引かねぇ?って話です。(爆!
訳注)いや、なんかその、夢の中とは言え、部活のマネージャーと犯ってしまったと言う様な罪悪感に苛まれると言うか、更にそれで夢精してしまったのは、実際、高校時分における私自身の実体験であったりとかなんとか・・・。

@ちぇっそ@