ASAKUSA EXREME Vol.3

特に画像とかないんでこれで勘弁

本日は年明け1発目のライヴ、ASAKUSA EXREMEに参戦して来ました!リハの時間が早かったため、メンバーの揃ったバンドが少なく、ほぼ揃っていた我々からリハが始まりました。その時点でまだKONNO氏が来ていなかったのですが、少し道に迷っていたと言う氏は、リハの途中で登場。無事全員揃ってサウンドチェックが出来ました。
そして時間の余った我々は、初詣がてらに浅草寺へとお参り。昼間の浅草詣では初めてだったので、その人通りの多さにビックリ。途中で人形焼きを買ったり、仲見世の通りをブラブラとお宮へ向かって歩いて行きます。
とりあえず私とロビンさんは既にお参りを済ませてあったので、他のメンバーがお賽銭を投げ、今年の無病息災などをお祈りしました。帰りには、焼き立てメロンパンなどをほお張りながら、またぞろ会場である浅草KURAWOODへと戻ったのです。
さあ、それでは浅草リポートの開始と行きますか!
トップバッターは主催であるBUTCHER ABC!しかし次が自分たちの番であるため、2曲ほど見てすぐに楽屋へ引っ込んでしまいました。しかしステージ裏にも、その盛り上がっている会場の様子が伝わってきます。外は寒いですが、場内はかなり熱いことになってるようですね!
さあ、そして我々REEXの順番がやってきました!久しぶりの東京公演。昨年末から練習に入れず、弱冠不安な面持ちでステージに上がります。広い会場なので、音の作りもちょっと心配。果たして、ご覧になられた方々にはどのように聞こえていたのでしょうか。演奏の方は、まあまあこんなもんでしょう。(笑)私の“かっけ初号機”も発動。“いじり好き”の関東のお客さんのこと、見事粉砕!あえなくお釈迦となってしまいましたが、元よりそれを想定して製作したのだから、これで見事お役目を果たしたことになります。(笑)最近、通風気味だと言うブッチャーA氏も、あの“かっけ”に触っていたら、もしかしてご利益があったかもよ!?(一体何のだ?)
続いてはREALIZED!このグラインドマニアックスたちは、今日も元気一杯のステージを見せてくれました。フロント2人の顔が非常におもしろいですね。(笑)これなら、大分のVISCERA INFESTに対抗できる、関東で唯一のバンドと言えるでしょう。(笑)惜しむらくは、外音がモコモコし過ぎていたようで、彼ら特有の“バサバサ”言うブラストがイマイチ堪能できなかったことでしょうか。ギターも弱冠聞こえずらく、M氏による玄人好みのプレイの魅力が伝わり辛く少し残念でした。我々も含め、まだまだ新しいここ浅草KURAWOODOは開拓の必要がありそうです。
そして4番手はWOUNDEEP!激速ブラスト、トリガーによるバスドラが「カラカラ」と鳴りまくる、完膚なきブルータルデスメタルです。正直、いわゆるブルデスはあまり得意でない私なのですが、この日の彼らは純粋にカッコイイ!と思えました。まだ正式採用ではないらしいですが、一応ヘルプ参加と言う形で、元ARMSのヴォーカル氏が非常な好演を見せていたのが印象的でした。目玉をひんむいてフロアを凝視する様子は、正に“イッてる”感じで、映像を見たことないので恐縮ですが、私の中でイメージのある、あの“ロード・ワーム”の如き迫力があったと申しておきましょう。決して上背のある人物ではないのですが、有無を言わさぬ存在感に圧倒されました!
そして、やさぐれスラッジ/ドゥームのdot (.)登場!イントロのSEは、ホーミーでしょうか般若心経でしょうか。密教的な、正にドゥーミーな演出。しかもかなり長いSEで、途中で飽きてしまった方もいらっしゃるでしょうが、この日体調の悪かった私はむしろ良い気分。このまま終っても文句はなかったでしょう。(笑)そしてやっとベース氏が登場、SEの上に低音の怒号を響かせます。ギターも登場、その音数を徐々に増やして行きます。そしておもむろにドラム氏がカウントインし、バンド全体が始動します。新加入のドラム氏を初めて見ましたが、ブロンド短髪の生真面目そうなアングロサクソン。しかしソリッドなリズムは、さすが「肉食ってるな!」と言った大変パワフルなものでした。(笑)2曲ほどで終了したでしょうか。久しぶりのdot (.)は、相変わらずやさぐれた感じでグッドでした!
そして次ぎは、名古屋で我々REEXと対バンしたブラック・メタル、INFERNAL NECROMANCYの出番です!なんと4年ぶりとか言う東京遠征だそう。その間に、プリミティヴからインペリアルに宗旨替えしたと言う彼ら。今回東京へ来た折りに靖国参拝まで済まし、そしてライブでは、ステージのバックドロップに日章旗(後光が延びているタイプ)が掲げられております。この“熱さ”、堪りませんな!音の方はかなりプレーンで、派手さの少ないストレートなもの。この陰気さが、ブラックメタル本来の姿を伝えているでしょうか。名古屋では自分たちの出番が近かったため、あまり鑑賞できませんでしたが、今夜はじっくりと拝見することが出来ました。いやぁ何か憎めない感じがあり、とっても魅力的なバンドなのです!
そして迎え撃つ東京ブラックメタルは、SSORCです!ギターアンプやら、PAのトラブルに悩まされる不運に、終始見舞われてしまった彼ら。しかし本日はレコ発と言うこともあり、その気合いで全てを乗り切ったと言うところだったでしょうか。演奏は、まあ、彼らはいつも凄いわけですよ。(笑)未だベースが不在ではありますが、最近のSSORCはどこかこう、何ものかに取り憑かれたかの危険さを感じます。クールです!早くメンバーが見つかって、今以上に完成したバンドの姿を見てみたいものです!
そして、この度復活を果たした名古屋の重鎮、DISGUSTがラストを飾ります!ヴォーカルがチェンジし、新体制となった彼ら。しかしそのストロングな音像には変化なし。以前より更にハードコア色が強くなり、疾駆するスピードは、もはや何者にも抑えきれぬ衝動的な勢いに満ちておりました!手数の多いドラムは圧巻!パワフル且つ正確なストロークで、バンドの動向を左右します。途中、新加入のヴォーカル氏の手前、客席からは「メンバー紹介してよ!」の声が上がりますが、そんな外野など軽く無視して(笑)、ほとばしる情熱を一気に叩きつけるかのように、矢継ぎ早にキラーチューンを繰り出します。
いやぁ、凄まじかった。終了後、アンコールの声が鳴り止まないほどでしたが、遂に彼らは姿を見せませんでした。「ああ、なるほど。やっぱ重鎮ともなると、自分たちを安売りしないものだな」などと自らを納得させるオーディエンスでしたが、実は「次がラスト!」と言った後で、“2曲”演奏しており、実はその2曲目が彼らなりのアンコールだった模様。(笑)なんだ、もっとふてぶてしく、一度ステージ袖に消えてから出てくればよかったのに!グラインドマスターの、お茶目な一面を目撃した一夜でした!

@ちぇっそ@