POWER HALL Vol.19

クルテク君登場@チェコの科学が世界一

すっかりご報告が遅れましたが、去る12月24日のクリスマス・イヴに、高円寺は20000Vで行われたDIE YOU BASTARD!企画、「POWER HALL」を観に行って来ました!この日を最後に、ロビンさんがF.I.D.から脱退すると言うので、そのラストステージを拝もうと駆けつけたワタクシでありました!
一番手はなんと以外やTERROR SQUAD!こんなに早く登場したスラッシュ重鎮に、全く度肝を抜かされた次第。しかしそんな出順など関係なく、今日も彼らはジャパニーズ突撃スラッシュを炸裂させてくれました!この寒空などものともせず、のっけからハイテンション。スラッシュ好きの心を掴んで離さないカッコ良さ!実は久しぶりに見ましたが、やっぱ好きっすね、突撃系は!
続いてはいよいよF.I.D.の登場です!今宵彼女らは、また一段とセキシーさを発散させていたでしょうか。とっても“女の子”らしい(?)スタイルで、目にも楽しい「はないちもんめ!」。あの子が欲しい、あの子じゃわからん!わからんヤツは、ダイイングフィータスで滅多打ちじゃ!
それはともかく、maki嬢の黒ミニスカートに、K嬢のベロア・ワンピース。ドラム嬢は、なんとブーツでツインペダルですか!?テリー・ボジオかトミー・アルドリッチ並みっすね!同じドラマーとして、ブーツでプレイとはちょっとビックリ!よく叩けますねぇ。
そして我らがロビン姉さんは、ドレッシーな黒のワンピースをお召しになられております。背中には蜘蛛の巣状にレースが編まれており、甘さと危険さを醸す“大人の女”を演出していたでありましょうか!しかしそんな優雅さとは一見不釣合いな、黒ブチ眼鏡のなんとも言えないアンバランスさ。う〜ん、意味不明と言っちゃなんですが、この不可解さが女郎蜘蛛の如く、世の男子を絡めとる姉さんの魅力なのでありましょうか!(ってか女性の方にむしろ人気か!)
出だしのドラムのカウントがちと早く、「あ、いきなり曲走ってる!(テンポ早い)」(笑)とか言うお茶目な一面も披露し、ロビン姉さん最後のステージは終了したのでした。
少し残念な気もしますが、これも人生!出会いがあり別れがあり、様々な人間と交錯しあって、必ずしも真っ直ぐにはならない道を、人は歩んで行くものです!それもこれも、全ては“俺流”を見出すためですか!?これからは更に、自分の世界へ没頭して行きそうなロビン姉さん。(笑)この度は、どうもお疲れ様でした!
さてお次はDOOR MATと言う、少しニュースクール系入ったヘヴィなバンド。上半身脱ぐと全身タトゥーの入ったヴォーカル氏。なかなか気合の入ったステージングで、会場を盛り上げておりました。オジーバンドでお馴染み、マイク・ボーディンのようなオープンスタンスで叩く、ドラム氏の実にスポーティでさわやかな笑顔が印象的でした。(笑)
そして4番手には324!ドラムS田氏のプレイは正に神掛かっており、ホントに、それだけを見に最前へ移動していったワタクシ。(笑)まごうことなきグラインドなのですが、とてつもなく早いパッセージの中でも、しっかりと「ドラムが鳴っている音」がしており、ドライブ感溢れる抜群のリズムと共に、聴いているだけで心地よく満ち足りた気分になる演奏でした!
そして本日のオオトリは当然の如く、ハードコアグラインディングマシーンDIE YOU BASTARD!で決まり!いつも通りもの凄いハイテンション。血管ブチキレブラストは本当に爽快感があります!途中、大分泥酔してきたベース氏(?)、抜けたジャックが見つからず、無音で演奏する場面も!(笑)
20000Vの店長さんもステージ上で血祭りに上げられ・・・(笑)いやいやそんなことはなく、「イヴの夜はダイユーで!」いつもお世話になっている20000Vに感謝を捧げる、義理人情に厚いDIE YOU BASTARD!の皆さんでした!
たっぷりと本編を終え、しかしまだまだ不完全燃焼な場内からはアンコールの声が!再び登場した彼らが始めたのは、なんとアンスラックスの「GUNG−HO!」もちろんダイユーですから、スラッシュビート軽快なこの曲も激速ブラストバージョンであります!(笑)続いてカヴァー2曲目。彼らのライヴでは結構お馴染みである、メタリカの「Fight Fire With Fire」が炸裂!
このように、オールドスラッシュファンを喜ばせて終了、かと思いきや!なんと、またしても起こったアンコールの声に、再々登場すると言うサプライズ! 2度のアンコールに応えて、この日のクライマックスを迎えることになりました!
厳かなる聖夜に響く、超絶ブラストの賛美歌。騒々しいイヴの夜は、こうして更けていったのでした。チャンチャン!

@ちぇっそ@