そばとロシアンDVDのある風景

森の力くらべ−くま王決定戦−

今日は2度もそばを食べてしまいました。特に私の中で“そばブーム”が来ているというわけではありませんが(でもちょっと来てるか)、記録的な寒波が列島を蹂躙しているいま、日本人の“心の食べ物”として重宝されるべきものです。だって、松田聖子の歌にもあるでしょう?
風立ちぬ〜♪今川焼き〜♪塩辛ァ〜、わ〜たぁがし〜♪心のォ食べ物〜♪」(しまった!肝心な“そば”が入ってない!)
どうです。このネタの出典が分かったら、あなたは相当な漫画マニアですね!
それはともかく、今朝は本八幡で、最近私が良く通っているところの、きつねそばを食べました。このそば屋は、丈の低いテーブルがまるで縁日のように置いてあり、最近は見習いの若造を雇い入れましたが、基本的には“お袋!”とでも言った風のおばちゃんが切り盛りしているお店です。
一見、チェーン店のように見えますが、何気にこだわりが感じられ、以前など、常連のオヤジとの会話で、「やっぱり関東じゃ、鴨南蛮は売れないのよ。本当は良い素材を揃えてやりたいんだけど・・・」
もちろん、おばちゃんが言うのは、“安くて良い素材”と言うこと。大手企業のように大量入荷できるならいざ知らず。小規模経営でリーズナブルな鴨を出すのは至難の業のよう。
でも、出して欲しいなあ。このおばちゃんならできる!毎日のてんぷらが美味いし、家庭の味を越えた本格派でもある。しかし高級店とは異なる、真に土着的に根付いた“血”の為せる業!と言ったものを感じさせる味なのです。
さり気ないところに、食通を唸らせるポテンシャルを秘めています。と言っても、私は大して食通でもなんでもないんですがね。
朝の寒風も、この一杯で乗り切ることができます。ああ、ありがたや!
夜は夜で、西船橋駅改札外にあるそば屋へ。どうにもここの「鴨南蛮そば」と言うのが気になって、朝食とかぶってしまうと思いながらも、足はそば屋への道順を拒むことを知らなかったようです!
ここは普通にチェーン店のようで、バイト風味の女の子たちが、いそいそと頑張っているお店。以前、「カキてんぷらそば」なるものを食しました。カキのてんぷらは、つゆにつける前の時点でふやけてしまっており、理想的なサクサクころもと言うわけには行きませんでしたが、それでも「カキ入りそば」のプレミアム感は、そこそこに味わえたひと品でありました。
まあ元来、カキとそばがミスマッチであったためか(世間的にはどうなのか?)、完全に分離した素材同士に、「うん!カキとそばだ!」と思ってしまったのはご愛嬌か。しかし“カキ好き”の私にとっては、少々の欠点を意に介すことなどありませんがね!カキてんぷらそのものはおいしかったのですから。
それで「鴨南蛮」の方。これは正解!甘辛の鴨のタレと、濃い口のつゆが見事マッチングし、独特の歯ごたえも楽しく、噛めば噛むほどに味が染みてくる嬉しい逸品でした。鴨を齧ってつゆをひと口。芳醇な味わいがいや増し、喜びが倍増する瞬間です!
思わず、つゆの最後の一滴までをも飲み干してしまいそうでしたが、さすがに塩分が気になり腹八分目で断念。このそば屋のつゆは、完全な関東風なのです。しかしこう寒いと、しょっぱいもんが食いたくなるって言うものですよね!
さて、地元である本八幡まで帰り着き、レンタル200円をやっていたTSUTAYAへちょいとお立ち寄り。そうしたら、思わぬ伏兵がわんさと出現!
先ず手にしたのは、第二次大戦末期、ソ連軍対ドイツ軍の攻防を描いたスペクタクル「東部戦線1944」。まあ、配給が「彩プロ」だけに、B級感漂う作品な気がします。
続いては、ロシアで話題沸騰だった(?)人気テレビドラマシリーズ「シュトラフバット」。なんと全5巻が全て揃っており、思わず鼻血が出そうになりながら、当然ワタクシは全巻借りてしまいました。
これよりお正月も控えておりますし、今年は忠臣蔵の代わりに、このロシア発の大河ドラマにて年越しを迎えようとおもう所存にございます!
TSUTAYAの帰りに、またしても小腹の空いてしまった私は、ローソンで「照焼きチキンピザパン@木村屋」などを買い、家までの道を歩きながら食べて帰りました。このパンもまた美味でして、今日一日は、食に“当たり”と見出した一日となりました!

@ちぇっそ@