新事務所

おまいら、ケンカするなよ〜ォ

実はこの連休中に、我が部署はお引越しをしていたのです。クリスマスムードの残り香漂う25日(ってまだクリスマスなんでがね!)、休日返上で、引越し屋に紛れて社員さんたちがお手伝いに来ていたのです。私はもちろん参加してませんがね。
3階から5階へ移動。台形を為す室内の一角は、建築用語でいうところの大開口(だいかいこう)が開け、見晴らしのよい展望台の景観を湛えています。都会を頭上から見下ろす楽しみ。「事務所・事業所」と言った風だった以前から、洗練された「オフィス」へとランクアップした感がありましょうか。
もっとも、まだ勝手が分からず、気分的には落ち着かないばかりだったりするのですが。セキュリティの関係で、トイレに行くにも、いちいちカードでオートロックをくぐらなければならない。現場への道が遠回りだ!などなど。ま、全ては“慣れ”ですかね、慣れ!
仕事帰りに舞浜へ寄り、ちょっと遅めのクリスマス・プレゼントなどを自分に贈りました。イクスピアリ内の新星堂に行って、グルジア共和国の監督セルゲイ・パラジャーノフ作の、「アシク・ケリブ」を買ってきました。だって、20%オフだったんですもの!
こうやって、ちょろちょろ、ちょろちょろと、ロシア映画コレクションを増やして行こうと画策するわけです。
先日、テレビ・ロードショーで「ザ・コア」をやってましたね。この作品、馬鹿ですね。馬鹿SF!稀有壮大なエセ科学理論に始まり、ストーリーの最初の伏線が、全て後半戦へと帰着するご都合主義のオンパレード。
地球の危機を救うために集められた雄姿が、最前線で次々と命を落とす。しかも定石に則っり、律儀に一人一人の見せ場を作りながら死んでゆくその様子は、失笑を通り越して爆笑を買うものでありました!
いや、おもしろかったです。好きです、こういうの!「アルマゲドン」や「デイアフタートゥモロウ」もこの父系に属するのでしょうが、徹底して漫画チックで分かりやすい展開は、何も考えることなく、ジェットコースタームービーとしての楽しさを堪能できるものでした。
ポール・アンダーソンの長編小説「タウ・ゼロ」を思わせるトンデモっぷり。意外にもセンスオブユーモアに溢れた、正攻法のSF作であると感じました。おざなりな人間ドラマも、いいですねぇ!(笑)
真の主役は、“眉唾な科学的アイデア”である!これこそが本来のSFの姿なのかも。(笑)

@ちぇっそ@