昔の記憶を呼び覚ます

思いのほか光量のある降り始めの空

とあるHPを見ていて気づいたんですが、今年はなんとロリー・ギャラガー没後10周年だったのですね、ショック!何がショックって、日本有数のロリーファンである(?)私が、すっかりそのことをド忘れしていたってことですよ。
忘れもしない、亡くなったのは1995年の6月14日。マサイトーのパワーロックトゥデイでその訃報を耳にした私は、後にも先にもない(いや、後には親父が死んだときくらいだ)、「俺の人生終った」感に苛まれた事件でありました。
だって、もし将来ミュージシャンとして大成したならば、先ず持って夢に見ていたこと。
プロぢューサー「ちょっとチミぃ!今度のアルバムで“ゲスト参加”させたいミューぢッシャンなどいるかね?居なけりゃこっちでテキトーに見繕うのことよ」
ちぇっそ「えぇ!?い、いいんですかい!そ、それじゃあ。アイルランドにお住まいの、ろ、ろ、ろ・・・ロリー・ギャラガーなんてどうっすか?い、いえ!もし、“もし”でいいんです!あんまし商業ベースに乗らないかもなんてだったり、したりまったり・・・」
プロヂューサー「んー?ミチも古いの好きだねぇ。意外とありえない線でもないかも知れないんで、いちよー第一候補には上げとくよ、うん」
なんて言うやり取りの末に、めでたくロリーにゲスト参加してもらい、あわよくば、ミュージックステーションかなんかに私が出演した暁には、
タモリ「髪切った?今日はね、ちぇっそクンのために素敵なゲストをお招きしてるのさ!」
ちぇっそ「えぇ!?マジっすか!(既に打ち合わせの段階で聞いているので、予め練習しておいた好リアクションをして見せる)」
タモリ「じゃあ、ご登場願いましょう。アイルランドが世界に誇るギタリスト、ロリー・ギャラガーさんの登場です!!!」
ちぇっそ「うわぁ!」
まあここで、「それは秘密です」同様、もし事前に会っていたとしても(むしろ長年失踪していた肉親と会っても、初対面に近い状態であり、感動と言うより戸惑いが支配する初回よりも、あえて一度会わせることにより、過去の記憶を呼び起こしてその情感が増す時間を与える意味で)、何度でも会いたい心の兄貴の登場に感極まって、今にも卒倒寸前の状態の私。
女子アナ「今夜は弟のドネルさんもいらしてらっしゃいます」
ドネル「ドモ!ミナサン、コンニィチワ!」
女子アナ「ドネルさんは日本語にご興味があるらしくて・・・(そんな話は一切聞いたことがないので、あくまで私の妄想の賜物として受け取って欲しい)」
まあ、そんな感じで「テレビのチカラ」を実感させて欲しい、日本の経済力を発揮して欲しいと願った淡い日の青春の思い出があります。
なんだか書いている私が訳わかんなくなって来たので、この話はここら辺にしますが、とにかく、こんな話題を私が常々ぶり返さずして、一体何がロリー・ギャラガーファンか!と言った次第であります。折に触れて、伝説を呼び起こさねばならぬ作業を、地道に続けて行こうと思った限りであります!

@ちぇっそ@