進む進むよ、飲酒が進む!

連日詰め込み型で業務を仕込まれているワタクシ、ちぇっそでござます!
こうも毎日、凄まじい情報量にとらえられていると、さすがに相当のストレスとなります。まあ、ルーチン作業なので、覚えてしまえばある程度は片手間仕事になって、それよりも大事な、本当に頭を使う作業に没頭することが優先されるわけですが、今が一番踏ん張りどころなのでしょうね。
下地があっただけ覚えが早いわけですが、こんな仕事を、全くのグラウンドゼロから始めさせられた前任者の方がとても気の毒に思われます。直接教えてもらっているのが女性の方なのですが、事務の女性って、どうしてこうもみんなテンポが早いのでしょうか。私の“もっさり時間”を知る人にとって、この状況になんとかかんとかついて行っている私の姿を見たら、にわかには信じられない光景かも知れませんね。
ちなみに私が人に教える場合は、「どうせ一度や二度じゃ覚えられないから」と言うことで、非常にゆっくりなのです。私のサポート程度が出来ればいい、ってスタンスです。教え上手と良く言われますが、単に他人に期待を抱いていないってだけの事です。
この会社の場合は全面的に仕事を押し付けるところなので、非人道的と評されることが多いですね。でも全体的にはゆるい社風なので、他の派遣さんたちからは評判の良い会社です。
あまり怒られることもなく、「しょうがないよね」で済まされる事がよくあります。でもそれが、この現代の弱肉強食を生き残る上でデメリットにこそなれ、果たして何か得なことなどあるのでしょうか。もっとも、ガツガツしてるだけの会社よりは、よっぽど人間的かも知れませんけどね。
私も体感しましたが、確かに、現場の実地作業に借り出されたときなど、なんだかしみったれた酒飲みオヤジ風なちんちくりんの社員さんが、梱包しながら競馬の話をしていました。
「違うんだって!勝負ってのは、いつもと違う馬券を買うから“勝負”って言うんだよ。いつもと同じ攻め方じゃあ、いくら博打でも勝負とは言わねぇんだよ!」
典型的なダメオヤジですね。薄暗い倉庫生活を何十年も続けると、こう言うやさぐれた年寄りになると言う良い見本です。そして更に話題は続き、
「トミーボーリンって、アイツさあ。ダメだったんだよなあ!」
もちろん、ディープパープルの2代目ギタリストの名でもありますが、まさかこんなオヤジがそんなハイカラなハードロックバンドを知ってるなどと思いません。馬主か何かがファンで、良く有名人の名前を付けた馬も存在します。てっきり私はその類だと思ったのです。
しかしその後、ちょっと風向きが変わってきました。
「アイツさあ、指が動かねぇんでやんの!ブラックモアのソロが弾けねぇんだよ!」
なんと本当に「深紫」の話題だったのです。もちろんそれを聞いていた同僚のオヤジも、「うんうん!」とうなっています。恐るべし団塊の世代!激動の70年代を謳歌した、昭和の盟友たちは話題が豊富ですねぇ。しかも変に偏っている(笑)
いやぁ、羨ましいですね。私も、こんな「いい顔」のオヤジになりたいっす。

@ちぇっそ@