ひっそりと

ですが、実はMORQUIDOのライヴをやって来ました!西荻窪WATTS 〜DEATHCOUNT PRESENTS THE SUN IS GONE vol.9〜です。
1番手、GUINEA PIGは若いグラインドバンド。メンバー全員、ギャル男風味のある可愛いイカツイ系といった雰囲気。1曲目の出しなど、ところどころでメタル的なザクザク感がありながら、中身は意外とゴアっぽいノリを出していました。バンド名からして直球ど真ん中ってのはご愛嬌ですが(笑)、なかなか好感度は良かったです!若いのに一体どうやってこんな音楽を知ったのか、その辺り興味津々でした。いやぁ、偉い!こういうバンドが出てくることに意味がありますね。
2番手BUTCHER ABCは、なんとギターのA氏がギターを忘れるという事態に!全くもってバンドマンにあるまじき行為(笑)、我がMORQUIDOのI.N.R.I.氏からギターを借り受けます。しかし、「このモデルじゃ、ギターソロ弾けねえ!」と、ワンエンドオンリーの変形ギターに苦戦していました。今日は条件の厳しいワッツという土地柄(着替える場所がない、とかね)メイクなしでの出演。しかしまあ、今日は日曜日ということもあり、明日の体力を考えてか、お客さんたちのノリはこのブッチャーをしてもちと鈍い模様。しょうがないですね。逆境が重なりましたが、後でA氏の車で送ってもらいながら聴いたこの日のライン録りは、むしろ集中して演奏されており、中々良いテイクに仕上がっていましたよ!
3番手は我々MORQUIDOであります。ドラムのセッティングが完了したら、こちらの合図も無しにオープニングSEが流れ、「まだ俺の“カブりモノ”が出来上がってないのだが」と思いつつ、そんなこともあろうかと手元に用意していた小道具をさっと手にし、アンプの陰に隠れて0コンマ78秒でセット。見事、ログイン時間に間に合いましたとさ!MORQUIDOにとって鬼門とされるワッツですが、今日は比較的気持ちよく演奏できました。アドリブも結構利いて、エンジェルオブデスの“あの一瞬だけ入るドラムソロ”をやってみたんですが誰も気づいていませんね、きっと。
4番手はZILLION!いやぁ、凄いっすね。このバンドはホントに凄い!見るのは2回目なのですが、ドラム氏のその超絶ブラストもさることながら、小技の利いた個性的なリズムワークがたまりません。それこそスティーヴ・ガットか神保彰か、ってくらいの多彩なフットワーク。グラインド界のエポックメーキングですよ、いやマジで!ヴォーカル氏は相変わらず吸いすぎ(笑)。お客さんは何故か異様に盛り上がってます。そしてギターも、これまた上手くフレーズを創ってるんですよ。ドラムとの最小編成アンサンブルは見事という他ありません。素晴らしいです!
途中、関係者の中で誕生日の方がいらしたらしく、その人を呼んでバンドTシャツをプレゼントしていました。でもあの“無修正”Tシャツを娑婆で着る勇気はないっすね!
5番手はANATOMIA!なんとワッツで演るのは初めてだったんですか、ANATOMIA!?確かに彼らの音から言って、ワッツでの演奏はちょっと想像がつかない。しかし意外や、実演は凄く良い音が出ていました。その辺り、さすがです。確かにワッツ的なジャキジャキ感が多少残っていたとは思いますが、いつもより生々しくてエモーショナルに聞こえました。なんだか少し新鮮なANATOMIAが見れた気がします(笑)。曲間でドラムの田中氏による英語MC、曲紹介が堂に入っていて最高でした!普通に外タレ観に来た感じですよ。上手いッスね!
6番手はDEATHCOUNT!まあ、毎度の如くアフォですわ(笑)。ヴォーカル氏が客席まで飛んでくれば、みんなでド突きまわしたり蹴っ飛ばしたり(笑)。室内のはずなのに、白いTシャツが泥んこです!ってか、既に鼻血が出てますから!気をつけてね。
7番手にはDIRECT LIGHTNING STROKE!以前、目黒MOD STUDIOで、FIDと対バンした時に見ています。テレビモニターを駆使したビジュアライズなノイズを奏でるソリストです。ステージには上がらず、客側フロアにそのままセットした機器に向かってつまみをいじくっています。オモチャのラケットが電極となっており、奏者は感電しないよう極薄ビニール手袋(手術用っぽい感じのヤツだけど、多分100円ショップで買っているはず。私も買ったことがあるので)をはめてネット部分を擦っています。確かに、接触したところから火花が散っているのが見えますね。音量で圧倒するノイズではありませんでしたが、なんとなく和んだ時間でした(笑)。

@ちぇっそ@