今日のあ〜りゃまあ〜

昼過ぎに古本屋へ。平日の閑散とした店内で新入荷がないかと物色していると、店内で流れているテレビかラジオの放送が聞こえてきました。ちょっとその内容が気になった私は聞き耳を立てていると、なんとプロレスラーの橋本真也選手が急死したとのこと!
死因はどうやら脳内出血とのことですが、突然のニュースに驚き、つい先日まで元気だと思っていたら、こんな形で最後を迎えてしまったことに強いショックを覚えました。
強烈なキャラクターを持った選手で、マット界でもある種カリスマ的な人気を誇っており、皆に愛されていたレスラーの一人ですね。こんなにも早い訃報を目の当たりにし、とても残念でなりません。以前、仕事中に鶴田選手が亡くなったときと同等の衝撃を受けた事件でした。
尊いプロレス戦士に安らかな眠りを。合掌。
といったところで悲しいニュースから一旦話題を逸らしまして、古本屋でジム・トンプソン「おれの中の殺し屋」を購入したワタクシは、その後スーパーで生活必需品を数点入手し、アパートへの帰路につきました。途中宝くじ売り場で、先日のドリームジャンボで当選した3,900円分を換金。ちょっとしたお小遣いを得て帰宅です。
それからは明日の朝返さなければならないDVDが2本あったので、その内の1本を鑑賞。
スターウォーズに対する、これがアジアからの回答だ!壮大なインド神話をベースに、伝説のヒーローが宇宙を救うスペース・マサラ・アクション大作「アーリャマーン」!
インド史上最高の視聴率を稼ぎ出したという本作。「EPISODEⅠ:帝国の勇者」と銘打たれたシリーズ第一作は、アーリャマーン誕生の秘密、そして悪の組織との対決が幕を切っておとされるのです。
空前絶後の本格SFは全編フルCG!フルCGなのにこれってポリゴン?な質感に「あ〜りゃま〜!」加えて、どう見ても普通のおっさんにしか見えない伝説のヒーローに「あ〜りゃま〜!」そしてまるでマグマ大使のような悪の総督に「あ〜りゃま〜!」爆笑必死のカルト・テレビドラマであります!
やばいです、発音がそのまま「あ〜りゃま〜ん」って、そりゃ当然ですよね。主題歌が正に日本の戦隊もののようで、アニメ好きの心をガッシリと掴む格好よさ!さすがツボを心得ていますね。
オープニングでスタッフロールが流れるところはまんまスターウォーズでした。資本主義にどっぷり使った我々の常識は一切通用しません。CGまでもが手作り感覚に溢れており、インド映画の底力を見せ付ける総力戦であります!
えーこれは、スターウォーズ的に言えば(←そんなこと言ってはいけない!)差し詰め“C-3PO”ですか?「トボ」という名の人型ロボットは、アーリャマーンの良き相棒。まるでブリキのオモチャのような姿がとても可愛らしいです。是非「なんでも鑑定団」の北原氏に鑑定をお願いしたい逸品であります!
悪の要塞はタイムボカンシリーズで、最後ドロンジョ様一味がやられて逃げるときに乗っているドクロ型操縦席の形に似ています。正に悪者が搭乗するに相応しい毒々しさに溢れています。ホントにもう、あり得ないくらいの分かりやすさ!どうして王様は彼が悪者だと気づかないのでしょうか!?
なんとも凄い作品で、チョチョギレル爆笑の涙を抑えることが出来ず、一昔前の3Dアーケードゲームのような宇宙船の戦闘シーンでは、あまりに退屈なため途中で本を読み始めたり。。。いえ!決してそのようなことはなく、悪の提督との壮絶なる対決はなんと!次回への続きとなっているのでした(というか普通に“いい所”で終っている。勝負は持ち越し!)。
続きは是非借りなければいけません!(決して“買う”ことはないが)とてもいい物を見せてもらいました。ワイヤーアクションなど(吊るされ引っ張られているだけ?)、最先端のテクニックもふんだんに盛り込まれた一大エンターテインメント作でした!
ちなみに吹き替えは、これって香港映画でよく見るキャストじゃないですか?(ジャッキー?サモ?)特典映像には、パパイヤ鈴木監修おやじダンサーズ出演による、現地撮影の無重力ダンス(?)が収録されています。(ストーリー上のネタバレではないが、ある意味ネタバレ・レヴューでしたな)

@ちぇっそ@