マッドなアイツ

いやぁ、いくら閉店間際のタイムセールで安かったからって、さすがにメンチカツ2つはちょっとむせましたね。夕方になっても、それほどお腹が減ってなかったので、時間ギリギリまで踏ん張ってから、駅のショッピングモール内のスーパーへ出掛けたのです。
閉店1時間前。お惣菜各種はほとんどが半額に値下がっております。購入したのは、サラダ太巻き、メンチカツ2個セット、そしてキンピラかき揚げの3品。しめて350円ほど。中々にお買い得な本日のお夕飯でした。
ところで、そのスーパーへ向かう道すがら、大変危険な人物に遭遇いたしました。ちょうど交差点に差し掛かろうとしたところ、前方よりママチャリに乗った、一見サモア系の男性がやって来ました。
車道側を進んできたその男性は、私の手前で突如Uターンをし、もと来た道を引き返して行きます。私は、「何か買い忘れたおつかいでも思い出したのかな」と思いました。ところがその人は、交差点まで戻るとまたUターンして戻って来ました。なんだろ?やっぱり気が変わったのかな、でもなんかおかしいぞと、その時から不審に感じ始めたのでした。
ママチャリの大きなカゴに積まれているのは、これまた大きなバッグ。その昔一瞬バイトしていたので、私はすぐに「これはきっと交通整理の警備員だな」と見抜いたのです。
私は信号待ちをしていましたが、後ろの様子が気になり振りかえると、例の男性は先ほど私とすれ違った辺りでぐるぐる旋回しています。道路にはみ出したり、歩道に乗り上げたり。終いにはなんと、信号で停車中のバスに向かって罵声を浴びせかけています。
その行動、言動の危さから、どうやらおつむに少し障害があると思われる人物ですが、それにしてもバイトで交通整理してるくらいなんだから、せめて公道法くらい守ってくれよ!という思いに駆られます。
しかしながら、ゆうに190cmは超えていそうな身長に、樹齢100年の巨木のような胴体。まるっきり小型朝潮とでもいえる制御不能な巨体に向かって、注意を促す度胸などありません。たとえ腹を空かせた熊でも大型バスにはかないませんから、ここはひとつ傍観する方向で、見てみぬ振りをしようと誓いました。
奈良で発生した事件。騒音障害で近隣住民に不眠などの被害を与えた、「引っ越し!♪引っ越し!♪さっさと引っ越し!♪」のおばさんの裁判も始まったようです。
夏になり、これから気のふれた人も多数出現する事になるかも知れませんが、まだちょっと早過ぎです。せめて、周りに誰か止める人がいるくらいの余裕を持って、ペース配分を考えながら、人類みな狂って行こうじゃありませんか。てかもう、これだけ暑けりゃ、先に狂ったモン勝ちですかね。

@ちぇっそ@