すったもんだがありまして

人生に災難は付き物。マイナスを補うための、実に後ろ向きな投資もあるんです!
えー、あまり赤裸々に恥を晒すのもなんですので、一体何があったかのか?ということについて、さらっと申し上げましょう。
金曜日の話なのですが、洗濯機のスイッチを入れ、そのまま風呂に入ってしまった私は、その間起こっていた重大な事態に気づかず、風呂から出てビックリ!なんと排水ホースが外れ、キッチンの床一面が水浸しになっていたのです!
当然急いで片付けたのですが、しこたま飲んでいた私は断片的にしか記憶がなく、どうやって片付けたのかほとんど覚えていませんでした。ところが朝になり、昨日の後片付けをしなければ。なんて起き出してみると、何のことはない。割と綺麗に片付けられていたのです。
酔っ払いながらも、意外や自分のきちんとした部分を発見して驚く私でした。しかしその後がいけなかった!
午前11時近くになり、部屋のドアをドンドン!と叩く音。見に行ったら、そこにはなんと大家さんが立っているではありませんか!
「ヤバイ!」私はてっきり、酔っ払っている間にとんでもない騒ぎでも起こしたのかと思い、一瞬ひるんでしまいましたが、ドアを開けてみて“怒っている”のとは違う大家さんの様子に気がつきました。
「何があったの!?下で水が漏れてるだよ!」
との一言で、私はすっかり顔面蒼白!そうです、昨夜の“水漏れ”で下の階まで浸水してしまっていたのです。
下は店舗になっており、ブティック経営のマダムが困惑した表情で、天井から滴る水滴と、濡れたカーペットの処理に追われていました。
大家さんに連れられ、「これは、どうもすいません!」と、半ば“俺の人生終ったかな”などと思いつつ、心臓をバクバクさせながら謝罪。店内の様子はレジ付近の被害が甚大で、いまだ天井からはカーテンレールを伝って雫が漏れております。
それから何やかやとありまして、大家さんがクリーニング屋を手配。幸いレジ付近だったため、商品への被害は少なく、しかしそれでも、1万2千円相当のブラウスを一着、水浸しにしてしまいました。
どうやら私の契約している家賃には、いかなる保険も含まれておらず、クリーニング代、破損商品の弁償代、合わせて6万強を実費にて支払いました。
いやぁ、痛いかったですね。そりゃ金銭的にはもちろんですが、ご近所の手前、今後しばらくは肩身の狭い思いをする事でしょう。それでも不慮の事故ということで、法外に責め立てられることもなく、6万円程度の金銭的解決で済んだ事は、不幸中の幸いだったでしょうか。
こちらのブティック経営者さんが温情のある方で、本当に助かりました。一人で生きているようでも、やはり何かしら他人との繋がりがあるものですね。これからは普段の生活により一層の注意を促し、精進して行こうと思いました。

@ちぇっそ@