小岩レコ発

本日は小岩Mセブンにて、我がREEXのレコ発記念を企画して頂きました!発売元のBloodBath氏の支援もあり、豪華なメンツを取り揃える事が出来まして、感謝感激、雨ザーザー!(土砂降り)という中で開催された、第15回を数える小岩デスフェストであります!
昨日、今日と実に2日に渡って降りしきる雨の中、悪天候バンドの汚名を晴らすべく気合を入れて来たワタクシ。しかしながら以前判明した“雨男某氏説”。それを覆す過去の記憶。(しかも“記録”されている?)
前の日記にも書きましたが、6月4日のレコ発当日が「“雷雨だった”と言う“夢を見た”」私も、「REEX=雨バンド」のジンクスに加担していたという情けないお話。(略して“なさばな”)その内メンバー揃って神社にお払いにでも行かなけりゃなりませんでしょうか、深川辺りのね!
そんな事を愚痴っても仕方ありません。今回のメンツは実に濃いです。熱いライヴが繰り広げられたライヴのレポートと参りましょうか!
1番手は凶悪ブラックメタル・バンド、DEATHCHURCH!のっけからフルブラスト全開、その音は正に今宵鳴り響く雷鳴の如し。傍若無人な凶暴さを持って暴れまわるその姿は、さながら堕天使たちの反乱とでもいった様相!凄まじき迫力であります、と言ったところで、ダブルヘッダーである私は次のMORQUIDO準備のため、楽屋へと引っ込みます。残念、世が世なら最後まで観ていたかったのに!
そしてMORQUIDOの出番となるわけですが、今回は2バンドで出演ですから、なるべく“キャラかぶり”しないようMORQUIDOでは“変装”して登場したワタクシ。みなさんには“バレて”いなかったようですかね。いや、バレてるって?その概要は判りかねますが、どうやら盛り上がってくれたようで何より。これからはですね、“クール”で行きますよ!って反作用だったかな、もしかして。
続いてこちらもダブルヘッダー、ROBINさんのF.I.Dです!前回に引き続き、今日も白衣の女医さんスタイルで登場したブルデス・レディース。「セクシー&メディカル(!?)」デスメタルというジャンルの裾野を拡大する、エポックメーキングな独創性。他の追随を許さぬ個性派であります!
更に本日は所属機関を明らかにし、「FIDクリニック」と銘打った胸元の“名札”には、各人ごとに「外科」「耳鼻科」「ひ、泌尿器科!?」(すいません、よく見てなくて何科があったか覚えてません。でも“轟音音楽”だけにやはり“耳鼻科”は必要かな、と思いました)といった具合に、病状ごとにどの先生を訪れたらよいか判りやすくなっています!
サービス満点「FIDクリニック」。そこを訪れる患者は途切れる事がありません。「先生、診て下さい!」、「先生、お○んちんが腫れました!」だのといった、患者たちの溜まりに溜まった性欲。。。ではなく!治療を必要とした切実なるうめきにやさしく応えます。
ここは“デスヶ原!”最前線で重症を負った、瀕死のデス戦士やグラインド猛者たちが横たわる。「早く診て上げて、火事場のナイチンゲール!」悲痛な叫び声に、ガテラル・ヴォイスで返す我らが天使よ!メスで弾丸摘出というより、マシンガン・ブラストで患者どもを一網打尽!戦場における正しい“介錯”により、観ている(いや、診てもらった)我々は“イチコロ”にされるのでありました!
そしてお次はWOUNDEEP!彼らは今日も速かった!ワールドワイドで通用するブルデスを目指すという彼らは、とにかく自らのサウンドに妥協を許しません。分厚い音像、激速のブラスト、演奏のみで観客を黙らせる迫力があります。終演後も、そこかしこから「なんじゃありゃ!?」といった驚嘆の声が聞こえてきます。正に肉弾戦となったライヴは、大きな喝采を持って幕を閉じたのでした!それにしても、“我々の会員”であるヴォーカル氏には是非スケジュールの都合を立てもらって、早く“病気マン”のライヴを見せてあげたいです!
さあ、5番手はついに新ベーシストが加入したBUTCHER ABC!その新メンバーたるSteve氏の実力のほどはいかに!?今日のブッチャーは全身血糊りベッタリ。心機一転に掛ける意気込みが伝わってきます。Steve氏のプレイは実に安定したもので、バンドの屋台骨をしっかりと支えています。見た目にも充分な迫力を有し、他のメンバーに引けをとらない存在感。既に何年も一緒に演奏してきた仲間のような印象でした。(そりゃ長年の知り合いですけどね!)やはりブッチャーというバンドは、ベースがいるととてもバランスが良くなります。いよいよ本格的に始動した“お肉屋本舗”の快進撃に期待したいと思います!
さてラス前、我がREEXへ最後のバトンの手渡しとなる、ZOMBIE RITUAL登場です!今日もDr.Hatred氏は“ゾンビダンス”でチャイルドプレイ!嵐の夜にリヴィングデッドなクリーチャーの凶宴!といったところで、私は最後の出番に備えて楽屋へ引っ込みます。何せ今日は、“仕込み”が多いですから!
楽屋へ行くと、既にFUKUDA氏がステージ用のTシャツに着替えておりました。「ん、それは!?」見ると自作「FID」のTシャツ。「あぁ、こないだ言ってた“スプレー”で塗った。。。び、ビニールテープ!?」なんと、黒字に白のビニールテープで貼り付けるという、技ありの角ゴシック体がその胸に燦然と輝いておりました。
私も着替え。2枚あってどちらにしようか選べなかったTシャツを重ね着。ステージ途中でお色直ししようという魂胆です。
するとほどなくして、ライヴを終えたゾンビたちが戻って来ました。そこでDr.Hatredが一言、「せっかく持っていった“斧”を使うの忘れた」。「あ、クスォ〜!(アックス)」と言ったかどうかは知りませんが(むしろ私のネタでしたな)、まあ、斧持ち歩いている時に新宿で職質されるよりはマシですね。
そしていよいよ我々REEXの出番となります!今日はさすがにメンバー一同かなり気合いが入っており、普段にない集中力でライヴに挑むことができましたでしょうか。勝手知ったる、小岩という主戦場で繰り広げられるデスメタルの宴。FUKUDA氏のTシャツにも無事“突っ込み”が入り、私の途中着替えも大成功。(?)お客さんたちも大いに盛り上がってくれたようで何よりでした!
我々REEXが個人的に見たいバンドばかり集めたイベントだっただけに、思わず自分の出番を忘れて普通に楽しんでしまう場面もありました。集まってくれたバンド、そしてCD製作から今回の企画のブッキングまで死力を尽くしてくれたBloodBath氏には、大いなる感謝を捧げます!そして大雨の中お越し頂いたお客さんにも多大なる感謝を!
7バンドと数は多かったですが、個性溢れるメンツが揃い、とてもバラエティに富んだ“濃い”イベントだったのではないでしょうか。何はともあれ自分たちが一番楽しむ事が出来ました。CDも出した事だし、これからも益々がんばって行きますのでヨロシクお願いしますね!

@ちぇっそ@