初アンチノック

今日は新宿アンチノックでVICE企画に参加させて頂きました。
昔良く通っていたライヴハウスですが、実のところここで演奏するのは初めて。しかも改装後のアンチノックを訪れるのは、恐らく昨年私が始めて病気マンと出会った、あの3月の衝撃以来でしょうか。
リハで会場に訪れてみると、そこには私が小学校を卒業してから小学校へと入学してきたと思しき、ひと世代下の若者ばかり。音を聞く限りでは、確かにメタル魂を感じさせはしても、その直接の影響を見るのは、キルスウィッチエンゲージドだの、シャドウズフォールだのと言った巷でメタルコアと呼ばれる類。
明らかに、年齢も音楽性も突き抜けてしまっている、こんなオールドスクールデスメタルが受け入れられるものかと少し心配。しかしどんな逆境にあろうと、そこは腹を決めてチャレンジするのがオールドスクール魂!リハを終了した我々の元に、刻一刻と本番の鐘の音が近づいてくるのです。
本日1番手は、OUT OF STANDARD。陰鬱なオルタナティヴサウンド。複雑に展開する楽曲を難なくこなし、テクニカルな演奏で徐々に自分達の世界観を作り上げて行きます。実に興味深い演奏で私の目を惹き付けてくれました。個人的にはメキシコのFORCED OF DECAYというバンドを想起しました。ドラムの人がキングゴブリンのアラキング氏に似ており、私は間違えて何度も声をかけそうでした。
そして2番手は我々REEXの出番。個人的には非常にやり易いドラムセットだったので、大きなミスもなく、とりあえずは問題なくやり遂げたと思います。なんだか前方では、某長髪の方が見事にすっ転んだりしていたようですが、私は気がつきませんで、MCの時、その某氏の髪の毛がギターに絡まっていたのが確認できただけでありました。初アンチノックは手強かったようです!(笑)
そして3番手は!と行きたいところですが、この日、外でずうっとダベっていた私は、今日のバンドをほとんど見ていません。申し訳ない!だってアンチの外のスペースって、何故か落ち着いてしまうんですもの!ひたすらビールと、つまみのチャーシューとデニッシュクリームロール(とでも言うのかな、あれは?)を食しながら、最後のVICEの時になってやっとライヴハウスの中へ入った次第。
ニュースクールな音には多少しり込みしてしまう私でも、オールドスクールの匂いを充分に感じさせるVICEの音楽には安堵を覚えます。(笑)既にほろ酔いのG,VO氏が意外にいい味を出しており、グダグダのMCがとってもファニー!どうやら彼も私と“お仲間”らしく(“何のお仲間”かは黙して語らぬが!)、なりふり構わぬカミングアウトに、場内はこの日一番の盛り上がりを見せておりましたとさ。(失礼!)
といったわけで、バンドはほとんど見ていませんでしたが、なんだか楽しかったアンチノック初公演の模様でありました。

@ちぇっそ@