横浜BAY JUNGLE

昨日の話になりますが、横浜へ知り合いのバンドを見に行って来ました。ROUGH JUSTICEというバンド、骨太なブルース・ロックを掲げるグループです。
今回はちょっとしたイベント会社か何かの企画でして、その設立1周年を記念するイベントだったようです。こちらに登録のある常連バンドさん達が出演し、計4日間行われるフェスティバル。本日はその2日目だそうで。
まあ正直言いまして、ROUGH JUSTICE意外は個人的にあまり好みでなかったので、各バンドについてのコメントは控えますが、私が到着した時に演奏していたバンドのギタリストが、昔一緒にやっていたギタリストとキャラがまるかぶりだったのがちょっとイヤだった、とだけ記しておきましょうか。でもこのバンドさんは割りと渋くて、若そうなのに枯れた歌声が悪くなかったですね。クルゥゾーとか言う名前だったでしょうか。(バンド名のセンスもカブってるな)
ROUGH JUSTICEはいつの間にやらメンバーが替わっていてビックリ!リーダーの大井氏は変らず、新たに加入した茶髪のカーリーヘアが特徴のベース氏が、いかにもロックスター然としたパフォーマンスで観客を煽れば、こちらも新メンバーのドラム氏は、パワフルかつ手数の多いドラミングでバンドに溌剌とした躍動感を与えていました。
全体的に見た目が派手になり、トリオロックの自由奔放さが押し出されてきたと思います。非常にインパクトがあり、とても良い方向へ変化したと思いました。
ところで、ちょっと入り組んだ話だったので正確に覚えていませんが、なんでも新メンバーのドラム氏、我がFUKUDA先生の在籍するブリッツクリーグのギター氏とお友達で、もちろんFUKUDA氏ともお友達のはず(?)だと思うのですが、そのつながりで私の事も知っており、リーダーの大井氏が「今日はREEXのドラムが見に来るよ」と言ったら、「それって、“ちぇっそさん”って人ですか?」と楽屋裏(、とか)で話があったそうです。世間は狭いっすねぇ!
しかし今回始めて訪れましたBAY JUNGLE、なかなか良い雰囲気の会場でした。かなり縦長ではあるんですが、床は板張り、壁面に円柱のパルテノン風の柱が半分埋まった形で建造されております。
防音の為、ステージ真上の天井は布が張られており、室内なのにパッ見は野外テントステージのようでした。どこかのんびりとレイドバックした内装で、とてもリラックスできる空間でした。
ステージの中音はかなり音が回ってしまい、演奏者にはモニターが聴きづらい部分もあったそうですが、外で聴く分には非常にバランスの取れた音でとても聴きやすかったです。もっとも演奏者側からも、中音はともかく、雰囲気が良いので不快な感じはしなかった、という意見をうかがっております。
PA設備自体、私が見た限りでは必要最低限のものであったように思われますが、それを操るスタッフさんが何気に優秀なのかなあ、などと想像したり。(今回はイベント会社が連れてきたスタッフだったのかも知れませんが)意外なところにとっても良い箱が。しかし、場所が“横浜”なんですよねぇ。私ん家からはちょっと遠い。
蛇足ですがライヴには関係のない話で、横浜へ向かう道中、私はひょうんなことから、総武快速線の1両目の一番前に乗る事になってしましました。(15両編成かと思ったら11両編成だったので、急いで2両分くらいホーム中央に寄ったわけだ)
そこからは真っ直ぐ伸びた線路が一望、運転手の一挙一動まで観察できる、鉄道ファン的特等席であります。タモリクラブは好きですが、個人的には特にタモさんほどの鉄道好きというわけではありません。
しかしこの男の子好きするシチュエーションに“萌え”となってしまうのは、私がまだ少年の心を抱いていたからに他ならないのでしょうか。各駅で乗り込んでくる、生足お姉ちゃんなんかにも目をくれず、ひたすら迫り来る線路を眺め続け、正に「生・電車でゴー!」気分を味わっておりました。
普段見慣れた景色が、ちょっと視点を変えるだけで全く違って見えてきます。そしてこの総武快速は、途中地下へ潜って行くのですが、いやぁ、トンネル内部をこうして真正面から見ていると、なんともサイケですね!
ところどころに設置されたライトが蛇腹の文様のごときで、その腹の中を突き進む我々は、クジラに飲み込まれた後、潮と一緒に「ピュー!」なんて吹き出されてくる、グリムの少年探検家と言えましょうか。あ、そうこう言っている内にトンネルから這い出るようです。
再び車内が明るくなりましたが、なんか変なデブと痩せのコンビが乗り込んできました。どうやら電車オタクのようです、しかもNゲージマニヤです。もの凄くマニヤックな話をしています。
「デッドマンシステム(車掌が心臓発作などをおこした時に緊急停止させるシステムらしい)」には○○式と○○式があって、JRはドイツ製の高価なシステムを使っているが、私鉄は安物を使っている?最近の私鉄はJRのパクリみたいな車輛を走らせている?
自動運転するNゲージプログラムを作った?そしたら絶縁回路を作り忘れて、システムがショートした時にプログラムが全部吹っ飛んだ?設計図を作成してないから復元不可能?自分はやっぱ電気系統の知識が足りないから、いかにも電気系統のスキルを持ってないヤツのプログラムになっちゃった、だとォ!?
一生言ってろ!って感じですが、私には話し半分も分かりませんでした。しかし、「そんな趣味如きに10万円単位で金掛けてる俺って、ちょっと変態だよね!」なんて言っているこのマニヤども、非常に楽しそうであります!

@ちぇっそ@