そんなわけで

もう4月ですよ。そんなこと、言われなくったって4月はやってきますから!
例え一晩であろうと、さながら文明から切り離された場所から還ってくると、世の中が様変わりしていたりします。昨晩、地元の駅に帰り着くと新しいカレー屋がオープンしていたり、郵便受けには免許更新の通知が来ていたりと、ちょっとしたウラシマ効果を持って私をおのぼりさんに仕立て上げ、社会からの疎外感を味合わせてくれるようであります!
それはともかく、昨日見た「2999年 異性への旅」は何気におもしろかったですね。パロディ映画ではなく、れっきとしたオリジナルの脚本で製作されています。
男だらけの惑星に住む宇宙人が地球征服をもくろみ、刺客を送り込み地球のメスを妊娠させ、徐々に子孫を増殖させようとします。女性と“一発やる”ための講義を受け、合格した代表がひとり、地球へと送り込まれました。
この代表が辺りかまわず口説きまくりますが、なかなかオーケーと言ってくれる女性はいない。その口説き文句の品の良いジゴロっぷり。しかもこの宇宙人、地球を侵略しに来たにしてはずい分と紳士的。無理やり押し倒そうということは決してせず、あくまでその女性の合意を得てからでないとセックスに移行しようとはしません。
お陰で結婚してからでないとセックスはしない、という貞淑な女性と結婚まですることになるのです。まあその辺りから段々と、このおかしな2人のラブコメ路線が展開されるわけですね。
男だらけで、クローン技術によって繁栄してきた宇宙人一族は、実は生殖器が退化しています。ですからセックスをするため、地球に送りこまれた代表は生殖器を装着させられます。ですがこの人工生殖器、“興奮するべきシチュエーション”になると、なんと“振動”してしまうのです。いくらなんでも、これでは頑張り過ぎですね。
その後の展開などはなんとなくご想像がつくかと思われますが、臭くなり過ぎない程度の爽やかな感動を持ってラストを迎えます。
ところで主演の男性俳優、どことなく石塚/パパイヤ鈴木の番組に出てる、“マッスル”に似ているのですが違いますよね。そこら辺が少し気になりました。

@ちぇっそ@