マニファクチュア

マニフェストではありません。昨日は日がな一日中、パソコンを組み立てていました。元々当初の予定で、この3連休を利用して組み立てを仕上げようという考えだったのですが、作業自体は正味一日半で完了いたしました。
しかし本来バラバラなパーツのかき集めであるため、いわゆる正式な説明書というものがありません。自作パソコンの参考書というか、手引きなどをリサーチすることから始めたので、なんだかんだで3週間ほどを費やしたでしょうか。
普通、事前に調べてから組み立てパソコンを買うものなのでしょうが、順序が逆になってしまい、慌てて本屋へなどへ駆け込んだ次第です。でもまあ私の場合、カタログや資料を見て妄想を膨らます前に、先に現物に手を出しておいたりしないと、物事が先送りになる傾向があり、結果的にはこれでよかったのかも、と思ったりもします。
技術的な進歩が著しいこうした分野において、昨日のマニュアルが今日には古くなっていることがあります。今回の私の場合が正にそれで、自作パソコンを勧めてくれた知人から借りた手引書を貸してもらったり、また事前にいろいろ教わったりしましたが、私が調べたところなんと最新機器ではその仕様がかなり変わっていたのです。
そこでネットやらをいろいろ調べてみましたが、なんと分の悪いことに現在の機種の大半は「初心者手出し危険!」なシロモノ。これが組み立てまでに3週間もかかった原因のひとつで、こちとら全くのトウシロなものですので、とてもじゃないが恐ろしくて手が出せず、しばらくの間情報集めに没頭してしまったわけです。
この3日間で、不足の部品の買出しや実際の組み立てなどを行い、昨日の深夜、というより明け方3時半頃にようやく完成。しかし起動してみた最初に、システムがハードディスクを認識してくれません。接続の部分をいろいろ試し、ようやく完全な状態で起動するようになりました。お陰で、今日は「疲れた、眠い」という最悪な状態での出勤となりました。
とりあえずは全て解決しました。実は今だから言えることですが、この連休中に秋葉へ行った時に一番驚いたことがあり、それは私の購入した部品の中で「マザーボード」と呼ばれる部分、これがとあるお店に行ったら、「ジャンク品にて質問不答!」と掲げられたワゴンの中でセール品となっていたのです!
いや別に安く売られていたことに落胆したわけではありません。とにかく、「いちげんさんお断り、初心者厳禁!」の烙印を押された商品。製品自体が不良なわけではありませんが、どうやらこのマザーボード、その取り扱いの難しさゆえ、生まれながらにして「ジャンク品」への道を敷かれた製品だったのです。
これで私の恐怖心はさらに増幅されてしまい、「これはもう無理!」果ては、「なんて恐ろしいものを売りつけたんだ、あの店は!」と、自らの事前情報の乏しさゆえに犯した過ちを他所へ転嫁したくなる心境でした。
まあそんなこんなですが、奇跡的に完成までこぎつけ、MITSUBISHI製19インチのディスプレイにDOS表示が現れたときには感動もひとしお。やはり自分の手で組み上げるというものには、得もいわれぬ達成感があります。
しかしここで問題発生。あれ?画面の上の方が表示しきれていない。フォントがデカいのか、まだシステムがディスプレイを認識してくれていないのか、画面の外まで表示がはみ出してしまっているようです。
ところがこの最新の19インチには便利機能が搭載されており、自動で画面調節してくれます。前面にあるつまみをちょちょい、で戻るはず。
「チョチョイ!」
。。。。。。ダメでした!手動でもダメ。なんだ、これじゃ初期設定できないじゃないか。いくらマニュアルを見たって、“見えない部分”を一体どうやって設定できると言うんだ!
残念です。これでまたデフォルト(初期設定)に逆戻り。果して深夜の組み立て作業は、成功だったのか失敗だったのか。仕切り直し。また後日、ツラを洗って出直して来ます。

@ちぇっそ@