やっぱ連休ですから

今日もライヴを観に行って来ました。場所は新宿URGA、お目当てはギャルハマーのミカ嬢が在籍する殺助と、ZONBIE LOLITAです。7バンドも出演したので、サクサクご紹介して行きましょう!
トップバッターは、阿斗というパンクバンド。流行ものではない、古式ゆかしいスタイルを継承していますが、これがなかなかに音楽への造旨の深さも感じさせ、パフォーマンスのエキセントリックさとは裏腹に、音だけでも充分に楽しませてくれます。演奏も達者で思わず感心してしまいます。途中、短髪のヴォーカル氏がベーシストの頭を殴り始めたり、MCでは「“ご清聴”ありがとうございます!」なんて、昔パンク風のポリティカルな一面も垣間見せてくれました。玄人好みの楽曲と、しかし決して激しさを失わないスタイルでとてもカッコ良かったです。
アンケートを書きましたが、「好きなバンド」MORTICIAN、DEAD、GUT、「好きな雑誌」SFマガジン、と書いてサンプル音源もらいました。こんなこと書くヤツとなんて友達になりたくないですね。ていうか、もらった音源MDなのでウチじゃ聴けません。
2番目はSatan Soup。どう見てもマリリン・マンソンでした!ちょっと引きこもりっぽい雰囲気でしたが、MCを聞くと普通にイイヤツそうです(笑)演奏は上手でした。その手のバンドが好きなら楽しめるかも!
そしてやっと初めて見ることができました、殺助です!女性ツインヴォーカル、強いて言えばミクスチャーということになるのでしょうが、しかし個人的には非常にメタル的な要素が強いと思いました。ギャルハでは何度かお世話になっている、ミカ嬢がヴォーカルに専念しており、私が見慣れていたスタイルとは違っていて結構衝撃的。いい声出てますね、カッチョイイです!もう一方のヴォーカル女史はセクシー担当ですか?今日はネコ耳まで付けて、なんともはや、もちろんオジサンは、“ネコ耳萌え”ですよ、当然です!お客さんも異常な盛り上がり(笑)、とても楽しいライヴでありました!
そして次は、王様と下僕という白塗りバンド。先ほどのSatan Soupといい、今日はまたお化粧系の出演者が多いですね。ちょっとだけシアトリカルな演出が入りましたが、G、Vo氏の衣装は何故か普通に緑のTシャツ。ちょっと、ビンボー臭いですよ!ショルダーキーボードの方がとてもおもしろいフレーズを奏でていました。巧者ですね、この方。
そして5番目はどうみてもサイコビリー、THE RED ZOMBEATSです。正直とてもカッコ良かったです。本格的なサイコビリーを見るのは初めてでしたが、顔面にほどこされたスプラッタな特殊メイクといい、バッチリ立てたカラーモヒカン、そしてウッドベースと、ひたすら突っ走るノンストップの8ビートが心地よかったです。それにしてもベースの音が凄いですね、低音も確かに出ているのに、フィンガーピッキングのアタック音が「カリカカリカリ!」と常に鳴り響き、ガバ/ドラムンベースのように聴こえていたのが印象的。さすがに今晩は客層が違うので、サイコビリー特有の客同士の殴り合いなどはありませんでしたが、一本気な彼らの姿勢がうかがえるライヴでした。
さあ、お待ちかね。今日のもうひとつのお目当てであります、ZOMBIE LOLITAの登場です!今日はもう、のっけからやってくれましたね。こういった豊満体型が好みの方にはたまらないサービス。しかもイジメられっ子というシチュエーションが、またマニア心をくすぐります。「なんだよコイツ、さっさと脱がしちまえよ!」みたいな感じでしょうか、いや既に脱げてたんですけど。
公演ごとに、演目や出演者が変わるゾンロリですが、今回は何度か通っている私でも初めてみかける娘も数人おりました。最初、真ん中で歌っていた黒いビスチェをお召しだった娘など、可愛らしさとセクシーが同居していて結構お好み。(勘違いしないで下さいよ、お持ち帰りなんてしてませんから!)
出だしはかなり乙女チックな雰囲気で、前半の終盤、ステージ上の10名ほどが全員ヘッドバンキングする姿はなかなかの壮観。色とりどりのランジェリーがさらさらと揺れ、乳房もたわわに実り、そしてその実を受け取るため、アルプスの少女ハイジがエプロンを張るかのように、私は股間を張っていたのでした。(お後がよろしいようで!)
そして後半はマミー登場!ゾンロリの中でも強烈な個性を放つ3人がステージ中央に。今日は浴衣です!いいですねぇ。このことは私が昔やっていたバンドの、和服大好きギター君に教えてやりたい!そんな衝動に駆られた3連休の初夜です。
野戦病院。いやはや、マミーさんが凄くなってました。以前にも増して切れ味鋭く、ヘタに触ったら怪我じゃ済まない!浴衣というのもあるのでしょう、そんな極妻的な迫力に満ちておりました。もっと見ていたかったのですが、早くも終演です。短時間ながらとても凝縮されたステージで、ゾンロリの魅力を十二分に伝えるライヴだったのではないでしょうか!
さて本日オーラスを飾るのは、京都からやって来た愛すべき百鬼夜行、エロ童子の憑依です!(あぁ、なんか表現がおかしい?)それはともかく、む?べ、ベースの方、それはもしや、裸パンパース!?(もちろん大人用!)エロイというよりは卑猥!エネルギッシュでアクティヴなステージ!ほとばしる汗で男気ムンムン、おむつはムレムレ!爆走ロケンローバンドであります!
めちゃくちゃにハイテンション、出番の済んだゾンロリの女の子達も、つられてフロアでノリまくっています。MCの間、「熱いワ、タオルくれや!」の一言で、ゾンロリの子が差し出したそれは?バービー人形!しかしそんな“些細な間違い”など意にも介さないベース氏は、ギラギラにテカる自らのボデーをバービー人形でぬぐっていきます。
思わず、「兄さん、それタオルちゃいますよォ!」と、京言葉で叫んでしまった私。そんな自分って、なんて“おいらん?”などと、くだらない事を並べ立てるも、見るほうも演るほうもおかしくさせてしまう、そんな強烈なパワーがありました。
しかしながら見逃してはならない、フレットレスを操るベース氏のテクニック!バンドの編成は、ドラムとベースとヴォーカルのみという変則的なもの。しかし音数が多く、確実にフィンガリングしてゆく確かな技術とで、小編成の音の薄さなど微塵も感じさせませんでした!
トリを飾るにふさわしい、大盛り上がりで本日のライヴ終了です!楽しいッスね!

@ちぇっそ@