蟲(オーム)の子ら

徹夜中でございます。まあ、今週は思ったほどデータ件数が伸びず、思いのほか早く作業がひと段落いたしました。それでも結局、終電のなくなったこの時間とあっては、もはや会社に泊まる他はないのですけどね。
今夜も出前を取りました。今日は焼肉丼セットなんて頼んでみました。西の横綱、東の大関ってな具合に、冷やしうどんと焼肉丼が、仕切られた重箱の中に収められています。
焼肉丼の肉は少々少なめですが、比較的上品に味付けされていて、やわらかいお肉から滲み出る肉汁が味覚を刺激します。タレも悪くないですね、これだけでご飯がいける感じ。でもやっぱりご飯の分量との兼ね合いから考えると、もう少し肉が欲しかった!
冷やしうどんの方は、正に私の狙いどおりドンピシャな食感でした。手打ちのような、もちもちとした歯ごたえが、しっかりとした麺のコシを伝えていました。どうやら結構な量が入っていたらしく、麺の弾力を楽しみながら嬉々として食していた私は、食べ終わった後に、意外なほどお腹が膨れていてビックリしました。
昨今、炭水化物を抜いたダイエットが話題となっている最中、夜の夜中にこんなにもカーボローディング(炭水化物を摂取すること。例えば、パスタなどだ!)してしまった私は、明日の体重がちょっと心配です。
さて、そんな私ですが、こともあろうに葉巻なんぞを吸いながら仕事をしております。もっとも葉巻と言っても、シガリロと呼ばれるミニチュア版の葉巻なんですけどね。以前にもシガリロを吸ったことがあるんですが、今回はスウィッシャースウィートという銘柄に挑戦してみました。
私の地元、本八幡に葉巻なども扱うタバコ屋がありまして、こういったシガリロなども、ご丁寧に解説まで付いてディスプレイされております。葉巻となると1本で1千円2千円してしまいますが、シガリロであれば5,6本入り数百円で買えます。私が買ったのも5本で400円。お手軽に葉巻気分を楽しむには、それほどの経費負担ではないはずです。
アルパチーノ風に、バニラ味の紫煙をゆっくり“くゆらせ”ながら、隔離病棟のような小部屋で場違いな佇まいをさらす私です。いやぁ、いいですねぇ。とってもリッチテイスト。もっとも、こんな風に葉巻を吸いながらのデスクワークなんて、どこぞの一流企業の会長か、イタリアンマフィアのボスくらいなものでしょうかね。私はもちろん後者ですけど!
「ブホッブホッ!」そんなことを言っている間に、狭い部屋が煙たくなってきました。唇も荒れてきました。そうです、やはり含有成分は結構強力です。あんまり吸いすぎて荒れた唇じゃあ、西船ロシアンパブのお姉ちゃんと、チューできなくなっちゃうなぁ。
ガリロは大体、乾燥しすぎるのを防ぐ為、ビニールの包装に包まれていたりします。切り口を剥がし、葉巻をスッと引き抜くと、後には当然筒状になったビニールの包が残ります。
これはドミニカ産かな? 中には、葉っぱの屑がいくつか入っています。今は冬、こうやって筒を擦り、中の葉っぱ屑に指を近づけてみます。すると静電気の影響で、中の屑葉がピョンピョン!と跳ね回ります。その様子は、さながら小さな昆虫のようです。
虫嫌いの方には嫌悪感を覚えるでしょうが、私はまるで、「エセ科学」、いやもとい。分かり易くて楽しい科学実験で戯れる、ぜんじろう先生のような気分で楽しんでおります!
これから伝票印刷完了までの間、この小さな昆虫たちと戯れていたいと思います!

@ちぇっそ@