今日はニャンニャンの日

今日は「2」並びの日ですね。何故かこういったゾロ目の日付になると、心なしか気分が弾むのは、マニヤがマニヤたる所以のコレクター魂に火を付けるからでしょうか。「2」が3個だけなんて“もったいない”。どうせなら、並べられるだけ「2」を並べ、自分の自尊心(?)を満足させようではないですか。
なんて、そんなどうしようもない事を考えている私は、そんなに急ぎの依頼でもないのに商品発送の手続きをし、「2月22日、2個発送」とか、「2月22日、22個発送」とかやって、作業報告書などに「2」がたくさん並ぶよう、いつも以上に業務に励んでおります。
しかし先方への到着指定日は、3月1日だったりします。頑張ってもあまり意味はありません。
お陰さまで、なんとも他愛のない自己満足を得て、充実した1日を送った私は残業1時間程度で退社。我が家、本八幡へと帰宅致します。
さて、今夜の夕飯は何を食べるかということを、帰りの電車の中で思案しておりました。とそこで、ひとつのひらめき。
「最近、カレー食ってないなぁ」。。。そいうわけで、今夜はカレーに決定。しかし問題は、“どこのカレー”を食べて帰るかということです。
そこで思い出したのが、そういえば最近、松屋の新製品で「から揚げチーズカレー」なるものが出ていたっけ。まだ食ってないので、食べたくなったが吉日。即断で松屋へ向かうこと決定です。
さあ、もうこなったら残りの乗り継ぎ電車の中では「から揚げチーズカレー」のことで頭がいっぱい。胃袋の粘液も、「から揚げチーズカレー」用の分泌が始まり(?)、アツアツから揚げをハフハフ言いながら食うぞ!と、体内のホルモンバランスから何からが、私の全身を「から揚げチーズチキンカレー“腹”」へと押し上げていったのです。
ようやく本八幡へ到着。よろこび勇んで改札を通り抜けます。
途中、「あのお姉ちゃんのスカートの長さは、何かが微妙だ!」と、人ごみの中、プチストーキングを始めた私は、人ごみから抜けた瞬間、追っていたのが、実は同じ色のジャケットを着た別の女性だったことが判明。
ある意味、現行犯で捕まるよりもガックリ肩を落すという場面もありましたが、気を取り直し、駅前の松屋へと向かいます。(念のため。歩く方向が同じだっただけですから!)
松屋の自動ドアが開きます。財布を手にし、もたつかないよう、最初に券売機の「から揚げチーズカレー」のボタン位置を確認します、すると!
「売切れ」
そんなのってアリかよォ!?思わず、マッドブル風に「ガッデム!」と心の中で叫んだ私。「から揚げチーズカレー」の事しか頭になかった私は、その場でしばしフリーズ。
こうなるともう、思考停止です。脳内コンピュータが再起動を起こすまでの間、松屋の券売機の前で立ち往生。他に並んでるお客さんもいなかったので良かったのですが、何か別の物にしようかと券売機を眺めるも、もう何も目に入らない。
「俺は、“ただのカレー”でも、ましてや豚丼が食いたいわけでもないのだ!今食いたいのは、から揚げチーズカレーなんだぁ!」
そんなわけで、「から揚げチーズカレー」が売切れた松屋にもう用はありません。そして次の瞬間、私は松屋から飛び出したのです。(泣いてはいない)
こうして運命の波に翻弄された私。行く当てもなく駅前を彷徨い、肩を落とし、落胆した表情でたどり着いた先は、結局いつものコンビニだったのです。
そこはam/pm。私が入店した時、いつもは直ぐ売切れてしまう「牛角おにぎり」が珍しく残っていたので、それとチキン竜田サンドイッチ。その2点を、もう夕飯なんてどうでも良くなっていた私は、少し否した感じでセレクト。そそくさとアパートへ帰り着きます。
自暴自棄になりかけていた私でしたが、早速テレビを付けてみて唖然。そこに映し出されていたのはなんと、イゴール・ボブチャンチン。(ウクライナ語の正式な発音だと、「イーゴリ・ヴォフチャンツィン」ちょっと違うかも知れないので、みんなでロシアSFのサイトへゴー!)そうです、今夜はPRIDEの日だったのです!
時間はまだ8時。7時から放映が始まっていた番組は、おそらく前半の小粒な感じな試合を終了しただけ。(だと無理やり思い込む!)大物対戦カードはこれから始まります。
そういったわけです。これは私がPRIDEに間に合うように仕組まれた、天からの啓示だったのではないでしょうか。もし私が「から揚げチーズカレー」を食べていたら、今夜の放送には間に合わなかったでしょう。
食べなくて良かった「から揚げチーズカレー」。これはもう、私自身の意識外の領域からの働きかけというより他ありません。これだから運命って、不思議なものですよね!
(なんか新興宗教っぽいですけど、基本的には唯物的な主観しか持ってませーん)

@ちぇっそ@