ロビーバレンタインはどこに行ったか

本日はバレンタインデーというヤツですか。そうですか、ご愁傷様です。私もまあ、義理モノですがいくつか頂きまして、その節は御礼申し上げます。
一番始めに届いたのが実家のお袋からのバレンタインギフトセットでした。とにかく一番乗りで、なんせ郵便受けに宅配便の不在表が入っていたのが、2月の10日時点。自分の記憶にない宅配便やら手紙などに、何かと敏感な反応を示してしまう私です。
それも大体が良くない方へ考えてしまうので、不在表を見た時には、「これはもしや、田舎で何かあったんじゃないか!」なんて勘繰ってしまいまして、再配達で荷物が届くまで気が気じゃない。「待てよ、バレンタインか」と思ったのも、配達のお兄さんが持ってきた包が、ずい分とファンシーな包装だった時点でやっと分かるという。
突如、人を出し抜いて予期せぬサプライズで人を喜ばせる(必ずしも喜ばせることだけではない)ようなことが大好きな私ですが、自分が驚かされるのはあまり得意ではない。あくまで自分本位の性格です。
えー、今年のお正月は帰郷もしてないし、毎年チョコが送られて来るのですが、これは「たまには電話くらいしろよ!」という親心でもあるのです。もちろん電話しましたよ。「愛してるぜ、マミー!」なんてね。ほら、私の私生活はハードボイルドですから。いやいや、ありがたいことです。
といったところで、「今日のトホホ」
今年になってから私のいる仕事部屋に鍵がつきまして、システム室なので当然セキュリティが必要なわけです。もともと鍵付きのドアだったのですが、何せボロい事務所なもので、いわゆる「キー」が紛失していたのです。そこで新しい鍵と交換、今ではトイレに行くのでも鍵を掛けなければいけないというルールであります。
面倒くさいですが、こういった処置については常々必要だと思っていたので全く異論はありません。当初は鍵を掛け忘れたりしましたが、このところやっとこの習慣が出来、自然と対応できるようになりました。
しかし問題もありまして、何かと鍵を開けてから部屋に入るクセが出来てしまったので、閉まっているドアを入ろうとすると、思わず手持ちのキーをを鍵穴に差し込んでしまうんですね。もちろん鍵穴がちがえばドアは開きません、というか他の部屋はもともと開いています。
いつも肩透かしを喰らうのは良いんですが、なんだか盛りのついたワンちゃんみたいに、手当たり次第に“穴に突っ込む”という、この感覚に居たたまれなくなります。どうせ私なんて犬畜生より下等な生き物なので、わざわざそんなことを気にする必要もないのでしょうが、この男根主義を象徴するかのような、旧態然としたアナクロな防犯システムに弱冠辟易しているところです。

@ちぇっそ@