モウレツくん

ワタクシに下されたネット禁止令。正確には「インターネットの”私用の使用”を禁ず」というもの。そこで仕方なく始めたネットカフェ通いですが、今日で2日目。しかしまあ、こうしてネットカフェするのもまた良いもんですね。やっとオタクチックなこの場にも慣れてきまして、齢30にして人生の経験に勤しんでいる、そんな衝動すら感じます。まあ、そんな大それた挑戦などがあるわけではないのですが、長い人生、知らないままに一生を終えてしまう物事さえあります故、こうして何らかの縁によって様々な事象に触れてみるのも、なかなかに乙なものじゃございませんか!
というわけでですね、初日は日曜深夜という時間帯で入店した為、お客さんもまばらで、どこか秘密めいた静寂が織り成す禁断の花園!なんて趣きがありましたが、本日はいわゆるゴールデンタイムと申しましょうか、会社帰りにちょっと寄ってみた、なんて実に健全な時間帯でございまするがために、初日の背徳的なうしろめたさなどは感じませんでした。
一口にネットカフェと申しましても、店内には用途に応じたお部屋が各種取り揃えてあります。最初店員さんから各部屋の特徴なるものの簡単な説明がございまして、初日に関してはとにかく更新するのもが多々ありましたので、ネットに集中できるという、かなりこじんまりとしたブースへと潜入いたしました。
ずい分と狭くて、これはちょっと入り口など、相当に巨漢な方では通り抜けられないのではないかというほど、うなぎの寝床のような場所でございました。おかげでネットに集中することができ、正味3時間ほど篭っていたでしょうか、とりあえず気になっていた、あの場所、この場所で、適当にカキコミなんぞをしながら、それぞれ知り合いの方々の活動状況なども一通りチェックすることができました。
本日はそれより少しリラックスして、別の部屋の様子でも見てくるか。なんて先日とは違うお部屋にお邪魔したのですが、そこにはどう見てもパソコンのキーボードがない。端末らしき機器をよく見たら、それはPS2でした。なんとここは、テレビとテレビゲームを楽しむブースだったのです。
いやはや、なんともお粗末な。入店5分にしてお部屋チェンジですよ。恥ずかしいやらなんやらで、ちょっと半笑いなぞを浮かべながら、店員さんに申し出たわであります!
いやそれにしてもですね、やはり楽器などもそうなのですが、パソコンというのも、普段使い慣れた機種でないとなかなか不便があるものですね。特にやはり直接タッチしなければならないキーボードなど難しいものがあります。
キーボードの特性はもちろん、入力者のクセまでもが反映されます。私は普段、かなり柔らか目のキーボードを使用しているのですが、このネットカフェに設置されているのは結構硬めであります。こうなるともう、打ち難いことこの上ない。更にクセのある入力の仕方をしており、どうやら私のクセはこのキーボードと相容れないもののようです。
真上から叩きつけるようにする、タイプライター打ちのほうがこちらの機種には向いているのではないでしょうか。私は全く正反対で、とにかく這いずり回るように手を移動させるので、キーがガシガシと引っ掛かる感じがどうにも苦手であります。
いやま、それはともかく、皆さんご存知かお思いますがいつもこんなダラダラ文章を書き付けております。当然容赦なく入力をいたすわけです。やはりですね、会社で私以外誰もいない部屋でバシバシ入力するわけではなく、他人様も近くにいらっしゃるわけでして、そんな場所でこんな馬鹿みたいに入力しているなんて、さすがに少し気が引けるのです。
うるさいですよね?皆さんも経験があると思いますが、エンターキーなどは特に最後の決め!とばかり、「バシッ!」と叩いたりするじゃありませんか!それを言うとですね、私は特にドラマーでもあるので、「いい音が出る」ように無意識にスナップを効かせてしまうらしいのですね。これはまたはた迷惑ですよね。ホントに困っちゃいます。
会社でもそうなんですが、できればキーボードカヴァーでも付けたいのです。このカヴァーを嫌う人も結構いらっしゃると思いますが、私はむしろ好きなのです。裸のキーだと滑りすぎてしまって、滑り止めのためまた消音のために、この半透明の樹脂の感触があると安心できるわけです。
というわけで、今度から「マイ・キーボード・カヴァー」でも用意して行きますかね。なんかでもそこまですると、お手軽感がなくなってしまいますね。キーボード・カヴァーじゃなくて、早く「マイ・パソコン」を買えってことですね、つまりは。

@ちぇっそ@