TSUTAYAのカード更新しました

さて、私は今日も恒例の徹夜と相成るのでしょうか。仕事の忙しさに落差があり結構ひまなときも多いのですが、さすがにこういう状況が何ヶ月も続くと、知らず知らずに疲れが蓄積していることがあります。
先日も頭痛がすると言って、ウチの上司が午前休を取って病院へ行き診てもらったところ、なんと脳内にポリープが出来ていたとの診断!とみに最近では、いつもの業務に加えて新業務のヘルプも行っております。それというのも、この新業務のメイン担当者がだらしないばかりに、混乱を来たした現場を見かねた私の上司がそちらへ参入したというわけです。
連日深夜まで残業、しかもそのメインの担当はそんな好意を踏みにじるかのように平気で定時退社はするわ、平日に私用で休暇を取るわと、まるで対岸の火事。追い討ちをかけるが如く、心労でマイってしまった事務の女の子が辞めてしまいました。
出来ないやつは置いてけぼり、少数精鋭の正にサバイバルと化しております。それにしても、その診断結果「脳内の半分が影になっています」って、ねぇ。。。ああ、無情!
といったところで暗い話はここまでにして!すいません、またDVDなんぞ借りてしまいました。だって、TSUTAYAの更新するのに何か借りなくてはいけなかったんですから!
今回ご紹介するのは、「地獄の戦場コマンドス」、イタリア映画ですね。なんともタイトルが素敵じゃないですか!やっつけ仕事のような絶妙のB級感覚を予感させてくれます。主演は、「OK牧場の決闘」や「夕陽のガンマン」などに出演しているアメリカ人の俳優。その他もなかなかの豪華なキャストが揃い、第二次大戦のもうひとつの主戦場となった、東アフリカでの戦いを描いた戦争スペクタクルとなっております。
ドイツ、イタリア同盟軍の補給基地である砂漠のオアシス。重大な使命を帯び、そんな敵地へと赴いたアメリカ兵の一団。なんと彼らは、イタリア兵に成りすましてこの基地を乗っ取り、前線への敵の補給経路を寸断しようというのです!
特殊訓練を受け、イタリア語を話しナポリの思い出を語り、そしてパスタを食すアメリカ兵の姿がどこか可笑しさを感じさせますね。イタリア製作ですから当然なのですが、イタリア軍と共同戦線を張るドイツ兵もイタリア語を話し、同国人同士であってもイタリア語で話すアメリカ兵の徹底ぶり。途中、一体誰がどこの国籍なのか分からなくなってしまいます。
突拍子もないこの「入れ替わり」軍事作戦の妙は、さながらロシアの「鬼戦車T-34」に通ずるトンデモ戦争映画の様相を呈すかのようです。(「鬼戦車〜」は捕虜のロシア兵がドイツ軍から戦車を奪い、逃げて逃げて逃げまくるだけの話で、途中意味もなく大暴れします)
しかしながら実のところ、そんなサービス精神満点の設定からは思いがけず、これは戦争映画の定石をふんだんに盛り込んだ、正に定番のクラシック作品であります!エリート指揮官と、現場主義のやり手軍曹との確執。過去の亡霊、壮絶なる白兵戦、訪れる友の死。などなど、スリルとスペクタクルに満ちた戦争大作と言えるでしょう。
ラスト、いつ果てるとも無い、熾烈極まるい長い長い戦闘が終了したそこには、血で地を洗う争いの虚しさだけがこだまします。燃え盛る瓦礫のくず折れる音だけが、戦死者の弔いに向けられます。
正に感動、正に男の映画!正にマカロニ魂!いやホントですよ、ドイツ兵に扮したマカロニ俳優たちがもの凄く男前です。こんな伊達男ばかりの部隊になら捕虜になってもいいかな、なんて別に私は男色の気はないので遠慮しますが。むしろアメリカ軍の荒くれ隊長、サリバン軍曹がメチャかっこいいです!

@ちぇっそ@