父ちゃ〜ん!トーチャー!

週末、グラインド拷問でした。
金曜は朝から仕事。そして早上がりして西荻窪WATTSで、MORQUIDOのライヴです。そしてその後、新宿URGAのオールナイトイベントでZOMBIE ROLITAが出演するので、そちらにお邪魔する予定。
いや、予定は完遂致しました。そして引きもきらぬように、新宿で一晩を明かし、そのまま寝ずに職場へと復帰するという離れ業までやってのけたのです。
まあホントいろんな事がありすぎて、細かなことはあまり書きませんが、ちょっとづつ印象に残ったことを語って行きましょう!
金曜なんですが、4時まで仕事してました。いやぁ、やはり仕事をしてからライヴをするもんじゃないですね。MORQUIDOグダグダでした。
例の、ダイムバックの追悼がありましたから、なんとかこう、気合だけでも見せなくては!と思ったおりました。
で、昨日オファーしておいたギター氏が「パンテラ演るなら”カウボーイズフロム・ヘル”なんですけど」、「あ、俺もそう思ってたとこ!」なんて意見の一致があったんですが、その直ぐ後「指が動きませんでした」の一言で、バンドでの演奏はあえなく断念。
仕方がないので、本番一発勝負に賭けます。ファンにはお馴染み(?)「ペインキラー」をパクったドラム・ソロから入る曲で、そのド頭に「マウス・フォー・ウォー」のリズムパターンを取り入れようというもの。
練習は一切してません。ですから、正直本番で客電が落ち、叩き始める直前まで迷ってました。「失敗してハズしたら、恥ずかしいな」と。
でも基本的には「演る!」と決めてきたのだから、やるしかありません。思い切って叩きだしたら意外と手足が動く!ところが、「アレ?このリズムのアクセント、ペインキラーに似てる?!」
気付いた時には後の祭り。ほとんどのお客さんにはいつものドラム・パターンのアレンジだと思われたらしく、パンテラと気付いたのはわずかにDxIxExと、GRUDGEのメンバーだけという、期せずしてドンマイ・グラインド・チームの組織力を証明する結果と相成りました。
それはともかく、今回ギャルハマーレコ発企画。とっても楽しく過ごすことができました。
ゾンロリのライヴなどで何度か見かけていた、レッドウッドブルースの演奏を初めて見れました。いや渋い!メタルというより、正に「ロック」です。メンバー皆高いミュージシャンシップを誇っており、「トリオはリズムが弱いバンドが多くて。。」なんて言う、トリオ嫌いのなピーター・バラカンにこそ見てもらいたい、素晴らしいバンドでした。まさかこういうイベントで、泣きのギターが聴けるとは!意表を突かれ、”あちらの世界”に持ってかれるとこでした。
で、DxIxEx。やはりワッツでの彼らは一味違う!いつも以上にグレイトですわ。
で、我々MORQUIDOですが先ほど書いたので一言だけ。西荻はムツカシーねー!
そしてお次は、真打GRUDGEです!やはり凄まじかったです。もはやとても人間技とは思えぬグルーヴ感。そりゃそうですよ、もはや彼らは人間ではないんですから。常識では有り得ない、”人間以上”の演奏を実現しているわけです。
そういえば、シオドア・スタージョンSF小説「人間以上」の装丁が、オタクチックな萌え系に一新されたので買い直さなくては。と思っているこの頃です。
そして最後はギャルハマー登場!
いや今回の彼女らは、さすがレコ発とあって気合が入っていたようです。導入部は静かに、そして徐々に自分たちの世界を作り上げて行き、突如として熱きマグマの如くその激情を爆発させる!
初期パンク〜ゴシックへと流れるような、その平坦でダンサブルなリズムが、強烈な渦のように暗黒の磁場を生成します。凄まじい奔流に乗り、モッシュの波は止むところなく亡者たちを蹂躙していました。
正直、こんな盛り上がったギャルハマーのライヴは初めて見たかも知れない(笑!)ホントに素晴らしいライヴで、アンコールまで飛び出す盛り上がりよう。
レコ発にふさわしい、盛大なイベントとなりましたねぇ!
で、私はこの後待ち構える更なるトーチャーへと、その深みにハマって行くわけです。
といったところで、日記の日付替えますね。

@ちぇっそ@