せいぜい浮かれているがいいさ

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昨夜の帰りのことなんですけど、3連休の真ん中と言うことで、おめかしした若者たちが勇んで繁華街へと繰り出す姿に多数遭遇致しました。
カップルで戯れるのもいれば、そうでないのもいる。
ナンパ目的で立ちんぼしているギャル男もいれば、ナンパされる男を吟味しようと、横目でチラ見して歩くギャルもいる。
気温も湿度も高く、露出過多な夜の魔女たち。
「寄せて上げるブラ」で胸の谷間を演出し、こぼれ落ちそうな臀部がホットパンツからはみ出しそう。
もう半ケツ状態ですよ!
キミタチね。もうそれ、ほとんど裸同然だから!
神様のように神聖な心を持った私にとっては、ほとほと目のやり場に困る始末。
目のやり場にね。
こうなると、「目で犯ってやろうか!」って気にもなる。
どうせお前ら、やられるために出歩いてんだろうが!
そんなヤツラはみんな「穴」だ!
公衆トイレより便利な、「性欲処理器」としてもてあそばれているだけなんだよ!
などと、そんな差別的発言まで飛び出してしまう私は、単に寂しい独り身の男。ひいては人生の敗残者と言うことになりましょうな。
勝ちてぇなぁ。この社会に対し、せめて一太刀でいいから浴びせかけ、勝利の片鱗だけでも味わってみたい(なんのこっちゃ)。
一夜明け、今夜の新宿はそんな喧噪から、弱冠の落ち着きを取り戻してきました。
いつもより人通りの少ない大都会は、より一層閑散とした雰囲気を醸し出す。
こんな風に、うらぶれた街の景色が大好き。
あとの祭りのような、寂寞とした静かさに満ちております。
と思ったら、おっと!
歩道の脇の茂みに、無残に撃ち捨てられたネコの死骸が横たわっているではありませんか。
恐らく道路ではねられ、善良で勇気ある通行人の手によって傍らに寄せられ、好奇の人間のさらし者にならぬよう、かいがいしくもタオルを掛けられた小さな亡骸でありました。
昨夜のパラダイスから一転、一気に地に落ちたと言う感触。
女は子を孕み、ネコは道端で死んでゆく。
断末魔のまま固まってしまった表情。
私には、「かわいそうに!」と叫ぶしか手はなく、あとは保健所の早急な対処に期待しつつ、その場をあとにしたのでした。

@ちぇっそ@