石油ショック!

ならばこの機械で石油でも掘るか

今朝早く起きて、やっと念願であった灯油を買いに行こうと思いました。
明るい内から、ポリタンクを下げて歩くのはちと恥ずかしいのですが、ここ最近の冷え込みを見ていると、もはや背に腹は変えられぬ切羽詰まった状況であったわけです。
営業所の馴染みのおじさんと「今日は寒いね!」とか世間話をしながら、灯油を入れてもらう様を予想しながらスタンドへと到着しました。
するとなんとしたことか。そこはまるで、廃墟のように静まり返っているではありませんか!
よく見ると、給油ポンプのところには「11月8日に閉店しました」の文字。それが単に白い画用紙に“普通に”マジックで書いたような細い筆跡だったため、いつも暗くなってから訪れていた私にはそれが読めなかったのです。
事務所の中はもぬけの殻。「綺麗にカーテンが閉まってるなぁ」と思われたそれは、すっかり遮蔽物がなくなって、背面の白壁が包み隠さず見えていたことによるものでした。
「うーむ。」
恐らく、ここしばらく続く原油高騰に伴った業務縮小の煽りかと思われますが、それにしてもなぁ・・・。
これで近所のガソリンスタンドが消えたのは、実は私がこの地へ来てから2度目なのです。
以前はもっと近く、私のアパートが建つ同じ区画内のちょうど裏側に位置するところに、一番近いスタンドがありました。
閑静とは言いませんが、住宅街の中にあるそれは、家族で経営しているようなとても小さなスタンドでした。
普通に近所付き合いみたいな感じで、給油している間に「ちょっと中で暖まっていきなよ」とか言いながら、身の上話に興じたり、お菓子をもらったりして、とてもアットホームな雰囲気があったのです。
そこがつぶれて今のスタンドに通うようになったのですが、そこでも、お菓子をもらうまでは行きませんでしたが、恐らくそこの所長と思われるおじさんと顔見知りになり、通りで出会ったときも、「あれ。今日は休み?」なんて声を掛けてもらったり、とても気さくな感じだったんですがね。
灯油が汲めなくなるのも辛いですが、そう言ったふれあいが無くなるのは、なんとも寂しい限りです。
さてまあ。しかし、明日から一体どこで給油すればいんだろう。
あと知ってるところと言えば、遠いなあ。遠いぞ!私、チャリンコ持ってないんですけど。
いよいよ持って、この冬が乗り切れるか分からなくなって来たワタクシであります!

@ちぇっそ@