街にあって、街におもうこと

ま、このような街なのである

街の中で、街の持つ機能以上に求めすぎると、往々にして街に裏切られることとなる。
例えば街と言うものが、機能と言い換えられるのであらば、街の機能は必ずしも完璧であるとはいえない。
街には街の機能があり、その機能は極めて限定的なものなのだ。
街に行き、その街で欲求が満たされないとすれば、その街は特定の個人に対する機能を満たしていないと言える。
人は、欲求を満たすために、欲求を満たせる街へと赴く。つまり街は選択されるものなのだろう。
いま住んでいる街で、最低限の欲求が満たされないのだとすれば、それは次の選択を迫られる時期なのであろう。
しかしこの大都会の中で、果たして私の欲求を満たしてくれる街があるのだろうか。私の姿を、誰にも知られず闇が覆ってくれる街が・・・。
この街には、真の暗闇は存在しないのだから。

@ちぇっそ@